ろくろく人生レポート

66才からの人生探求レポート

1秒でも早く逃げ出したい街

 

連休なんですね!

近くで盆踊り大会があったようで。

 

10年前に今の会社が始まって、仕事によっては週に何回か会社に行って作業や打ち合わせをした。ん?と思うかもしれないが、基本は通勤せずに自宅でPCで作業をしている契約である。打ち合わせなどには会社に行くが作業は自宅でやります、ということをはじめからお願いしていた。その決めごとは、今思えばずっと(上司と)一緒の空間にいると、自分が変になってしまう・・・という予測があった。(ちょっとオーバーだが)
自分は東京生まれだが都心生まれではない。畑なんかがまだある場所で生まれ育ったので高層ビルや大手会社のある様な場所は苦手だ。今は移転したが最初の会社の場所は六本木に近い場所だった。六本木と言うところは野心、野望がある人達、が競って事務所を借りる場所だ。もちろんそれは悪いことではない。が、六本木でないと最先端ではない、という思い込みの意識が街全体、建物全体に充満している。いわゆる六本木と言う名前にこだわる虚栄心のせいだ。
六本木は高速道路の排気ガスが充満し空気の汚さは異常だ。自分は打ち合わせに行くたびにそう感じた。高速道路の下の街の空気はグレーで視界がクリアーではなく曇っている。街中のグレーの曇った空気と さらにビルの中から虚栄心のくすぶった煙がたくさん吹き出してくるので、地下鉄を降りて地上にあがったらすぐに胸が苦しくなる。
ミーハー、とはどんなものかは知らないが、都心で仕事をする人達は自然体でものごとをする、ということを何でできないのだろうか?と思う。先入観があり、どうしてもこだわる気持ち、見栄ということだが、その場所に見合った(見合う場所と決めてるのは自分が勝手に考えてた観念)ふるまい、仕事、対応、をしないといけなくなり、日々恐れて仕事をすることになるという代償をはらうことになるから、自然体ではなくなる。そういう人は話していてもどこか上の空だ。話の焦点が合わない。本当に興味があること、気になることは「自分の評価はどうか?」と言うことだけだからだ。
「仕事ってのはそういうものじゃないの?」 と、いうかもしれない。 
「我慢してやるのがしごと!」 と、いうかもしれない。
「お金儲けるためだからしょうがないの!」 と、いうかもしれない。
それは誰が決めたのでしょう?
ずっとあった常識でしょうか? 

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2012年の7月の空