リドリー・スコット監督の「プロメテウス」
大好きな映画だ。
キャラクターや服、衣装や宇宙船など、
スイスの画家 H.R.ギーガーがデザインしたものだが、
エイリアン同様、デザインが重要なファクターである。
これが他のデザンであったなら
まったく平凡な作品に終わっただろう。
ギーガーはゲイである。
男性器を想像させる衣装・宇宙船など
細部にセクシャルな要素があるため
他のSFとは違うチャンネルである。
プロメテウスに出てくるエイリアン、エンジニアと呼ばれる人類の祖先は、筋肉隆々でヌメっとした表面は内蔵や男性器を想像させる。筋肉と男性器、まさにギーガーと言ったイメージだ。
一般的に日本人は筋肉に拒絶反応があるようで。
なぜか、いったい、どうしてかわからないが、
民俗学とかの話しになってしまうのだろうか。
性欲をそそるものを「はしたない」などと思うふしがあるが、ギーガー同様にギリシャ彫刻の筋肉のデフォルメは、作者の願望が現れている。筋肉を彫ることが楽しいのである。ギリシャの彫刻家は筋肉が好きだ。身体を異常に曲げて筋肉をたっぷり表した彫刻がほとんどである、たぶん作者はたぶんゲイであでる。
左下の彫刻はプロメテウスのエイリアン、
最初の画像にあるヌメッとした、
どう見ても白いエンジニアにそっくりではないか・・
「理想の人体美」は、ギリシャの、この姿で、
間違っていないと、自分は思う。
年配の男性にも これでもかと筋肉がある。
理想の美を求めて彫ったのはありありとわかる。
しかし、
現代、とくに日本で 男性は、
痩せてて、足が細く、背が高く、ほとんど筋肉が無く、姿勢が悪い、
そんなままで、皆にカッコいいとかイケメンとか呼ばれてる、
また、そう呼ぶことで、それが当たり前になってしまっている。
どういう美意識があるのだろうか?
ジャニーズが原因なのだろうか?
マスコミの影響は大きいからジャニーズ原因説もありえないことじゃない。
プロメテウスを観て 普通の人は
たぶん、ただ気持ち悪いーと思うだけだろうが、
だったら、
いったいこのギリシャ彫刻をどう評価するのだろうか?
海外のアニメヒーローは筋肉マッチョであるが日本のヒーローは痩せてて細く筋肉はあるが、デカく、太い筋肉ではダメなのだ。
なぜなのだろう・・