おとこひとり

59才おとこ・筋トレ・服・デザイン・時代・哲学

平面の国、日本。

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シンプル、という言葉は良い意味で浸透している。

装飾過多は、うっとおしいから、

シンプルは、賢い。のである。

そんなシンプルさは、日本の住宅の狭さや体の小ささと、

平面的な表現を美としてきた大昔のアーティストたちのDNAが

現代までずーっと受け継がれている。

 

 海外の漫画は、かなり立体感を意識したものである。

いまどきの「君の名は」のアニメでも、

これほどのリアルさは生々しくなり、やらない。

 

絵画も、日本画において

奥行きは、あっても空気遠近法ぐらいで、

物においては立体感は薄い。

即物的、というのが海外の特徴で

日本は 実物ではなく抽象、ともいえない、

目に見えない姿を描いているのである。

これは素晴らしいことだが・・・

 

きのう書いた記事で、なぜ日本人はリアルで生々しいものが苦手なのか?

ということについて、考えてみた。

 

日本は、平面の国 である。

むずかしい言い方だが、平面 という言葉がピッタリだ。

二次元が得意の国である。

立体的な創造、つまり、量感、ボリューム感あるものに対して、あまり興味を抱かないし、得意ではない。彫刻より浮世絵が好まれる。

さらに、平面でも立体でも、リアルなものは好まれない。

生々しい表現より、マンガチックなものが好きな国民だ。

外人は、というと、リアルで立体的なものが好きだ。

デズニーを観たらすぐわかる。

そう!

我々の脳は、人物や対象物を立体で捉えるのではなく、

一度、分解し再構成し無意識に平面に置き換えているのだ。

つまり、日本人は事象を

脳がシンプルに 置き換えてしまっているのだ。

 

立体的でリアルなもの、という認識がない日本人には

筋肉マッチョもとうてい身近に感じられるものではないのだ。

シンプルなものが好まれるのは、こういった平面の国、日本だからだ。

無印良品を例にとると、平面の商品、だと言える。

つまり、全てワントーンのイメージでリアルで生々しい商品はない。

 

リアルではないものは質素、と言い換えられる。

質素とは、飾らないことである。

茶の世界や禅の世界にも共通するものがある。

日本人の思考は無機質である。

ミニマリストを欲する人が多いのは

意識の中に潜在的に無機質で限りなく「無」に近づきたいという、

解脱してリセットしたい、というか、多すぎるしがらみとのバランスをとるため、というか、シンプルにしたいという願望はそういったところにあるように思える。

 

日本人は禁欲的でリアルを排除する平面的な嗜好が、

ユニクロや無印といったブランド生み出すといことがわかった。

ついでに、筋肉マッチョが受けないわけも、

生々しく立体的なものへの免疫がないからだと、わかった。