ババアを描かせたら日本一の 漫★画太郎 氏。
ほぼ、妖怪と化しているババア達。
バアアは、図太い。
バアアは、根性悪い。
バアアは、すばしっこい。
バアアは、顔汚い。
バアアは、声でかい。
リニューアルオープンでごった返しの昼のスーパーの店内には、バアアばかり。
一階のダサい服に血走った目で群がっている。
ジョナサンでは、ドリンクバーをいいことに、
すさまじい種類の飲み物を運んでいくババア達。
サラダにドレッシングをたくさんかけてもってこい、と注文するババア。
この席嫌だわー!と勝手に移動するババア達。
飲み放題のランチスープめがけて猛ダッシュで割り込むババア。
筋肉が弱って猫背でヨチヨチ歩きなのに口と根性だけは衰えないババア達。
あぁ、恐ろしい。
体が弱っていくに反比例して神経が図太くなるババア達。
「ババア」は もう一つの「性」なのである。
女でもない、男でもない(もちろん)、
「ババア」 なのである。
若い美しい女が、この新しい性である、ババアになることもあるし、
ならないで、上品で気配りのあるマダムになる場合もある。