おとこひとり

60才おとこがひとり語るモノコトのいろいろ

相手がしたことに対して「なんで?」と疑問を思った時点で意識が働いてしまうが、この真実を使って「それが役割なんだ!」と相手の役割を認めた時に、意識は自然と動かなくなり、無意識の世界で自由に生きられるようになる

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トラウマを抱えてフラッシュバックして辛いとき、人間関係で怒り、恐れ、自己嫌悪、、、言い出したらきりないほどの神経が敏感になってしまう。

そういった辛い現実とはいったいなんだろうか? と、この本は、いかがわしいスピリチュアルではない、身近でわかりやすい言葉で語っている。ただの「こうしたら楽になるよ」というのではなく、根本の考え方を目からうろこ的な発想で、無理なく解説されていて、著者はなかなか人格者だな、と思った。

 

あたりまえのように毎日、いろんなことを考え起こるべき予測を立てて準備し、それらの問題で悩んで、そういうことはすべて意識して自分がやってることで、考えて、判断して、生きている。しかし、

 

意識は「正しい、間違ってる」という判断しかしないので意識することで事態は悪化する。意識は自分の思い込みであって自己催眠である。自分で思い込んで「そうなんだ」と催眠をかけているだけで、怒りや負の気持のほうへ向かう。(負の感情のほうが強いから)

たしかに、思い込みや先入観は防衛反応で、何かを常に「考え」て準備していないと失敗してしまうと思い込んでいる。そこが1番の問題だと、語っている。

 

本の後半に、やっと確信的なことが書いてある。そこを抜粋してみる。

 

ストレス刺激を排除していくことで意識が排除され、本人は無意識さんの世界に触れられるようになり、自由に生きられるようになる。

でも、本人が意識を排除していくと、ストレス刺激を与えてくれる人が必ず登場する。

(※ストレス刺激を与えてくれる人:とは、自分にとって嫌な相手で「与えてくれる」とは善悪関係なくその役目をおっているということ。である。)

 

  (中略)

 

そして、「私が間違ってるのか?」それとも「相手が間違ってるのか?」と再び意識的な判断が活性化されて、再び意識の催眠が作り出す悪夢へと戻っていく。

 

  (中略)

 

そんな時に”心”が語った真実は、「そういう役割の人がいるんだよ!」とやさしく教えてくれる。

「動物の種類が違うように、同じ人間に見えても実際はまったく違っていて、別々の役割があるんだよ!」と”心”は語る。

(※そういう役割の人がいる:とやさしく言っているが、人は皆良い人ばかりじゃないし同じじゃない。嫌なことを言って喜ぶ理解できない人は実際にいる。それはこの世界で嫌な奴という「役割」で現実は善も悪もすべてその役割があって存在する、という真実、それを認めよう、ということ。)

 

  (中略)

 

世界にはいろいろな文化が存在する。相手の文化を自分の文化に変えさせようとする葛藤(意識)が生まれるが、

「相手の文化はそんな文化なんだ!」と性質を理解して認めることで葛藤を解除することができるようになり、無意識さんの世界に触れることができる。

 

相手がしたことに対して「なんで?」と疑問を思った時点で意識が働いてしまうが、この真実を使って「それが役割なんだ!」相手の役割を認めた時に、意識は自然と動かなくなり、無意識の世界で自由に生きられるようになるのである。

 

自分はこの本の著者の考えに賛同します。

人の不快な行動に対し、いつも「なんで?」と疑問をもっていた。

その結果、この世界、自分の人生の不条理や不快をいくら考えてもいつまでも解決しない、答えも出ない、そんな毎日であった。

自分が間違ってるのか?謙虚にしないといけないのか?と思っていたが、それはこういう疑問をもつ人は皆、正しく、間違っていないと自信を持った。

「なんで歩きスマホやめない?」「なんでルールを守らない?」「なんで攻撃的な対応をする?」「なんで人の嫌がることをする?」「なんで、なんで、なんで・・・」

「世の中になんでそんな人が存在するのだろうか?」と攻撃的にもなったり、幻滅したりした。

しかし、「人の気持はわからない、そして自分の気持さえわからない」という著者の考えが暗示のように心に入り、「なんで?」と思うことの意味がなく、そもそも、間違った人はそういう役割をやっているだけであり、しかし現実に存在するが、彼らを理解すること、意味を知ることは不可能で、ただ、ただ、存在する、ということを認識することで、日々の不条理な悩みは解決できると信じたい。

 

これはまるで「劇」のようだと思う。

悪人、善人、変質者、殺人鬼、ずるい人、ストーカー、守銭奴、詐欺師・・・

ありとあらゆる役割をになった人達が存在する劇。それぞれ生まれてから役割をもっているから「なんで?」という質問の答えは無い。答えの無い疑問を意識すると考えてしまうので、彼らを意識しないこと(無意識)が自分の意識からの解放であり本当の自分の住む世界であると思う。

 

 同じ時期に3冊本を買った。

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こちらの3冊も大人買いしたが、ざざーっと読んだ感じでは、先の無意識の本のほうが根本的な考えを崩す要素があってよかった。こちらの3冊は、こういう人はどんな人?とか、「その場の対処法」的な解説が多かったので、真に問題解決にはなかなか行き着かないような気がする。