ろくろく人生レポート

66才からの人生探求レポート

まったくおもしろくない。

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先日、浅草の呑み屋に 遅い時間呑みに行った。

テレビが付いてて観るとはなしに観ていたらお笑いコンビが4組が出ていてた。

よくテレビに出てる人気のある4組である。

コンビ同士の普段のあれこれを話していた。もちろん笑わせようとして必死なネタ話であるが、恐ろしいほど退屈だ。相手のカッコや顔をバカにするネタに終始する。すべてが顔の気持悪さ、デブ、キモい、変、だけしかない。

びっくりするほど話の幅が無いというか、中高生が学校で話してる感じ。久しぶりに観て、こんなにも劣化してるのか?とひどいなと思った。

 

お笑いは好きだが、ほぼ観ない。 それはおもしろくないから。

自分の笑うツボが違う?とも思うが、そんなに人と違わないと思う。笑うツボが高尚になったのか?とも思わない。その逆でくだらないほうがおもしろいのだが、

おもしろくないのは「お笑い芸人」であるから笑えないのだ。

「お笑い芸人」が笑わせようとする場合、私を「笑わせるんでしょ!」と言う前提があるから笑う前に自分が冷めてしまっている。

畑違いの、ど素人の天然のボケは予期せぬ言動や行為で、笑える。

 

今のお笑いを面白いと思ってる人は、アイドルを観るように観てるのだろう。笑わそうとしているのだから無意識に「笑わないといけない」と思ってしまい、ほんとうに笑ってはいないと思う。

人が何かをして欲しいとアクションしてきたときに、その人に同調しよう!としてしまう行動。

笑えないけど、笑う状況の中に入りたい、と思うこともある。ハイテンションのコンサートに行くのもそういう状況の中に入りたいと言うことが第一の目的であって、他力本願で何とか今の精神状態を良い方向へ乗り切ろうとするためにしてる行動だ。

とくに面白い訳じゃないのに。笑わないといけないな、という空気があるので笑う。

 

たくさんの人の中で皆が笑ってる状況があって、そうなると自分も笑わないと変だろうな?と思って笑うふりをする。 よくある。でも、こういういうことやってると、すごく疲れると思う。ひとりだけブッチョづらしてても感覚が違っても良いいんじゃない。

オバさん連中がグチ言いながらお茶してる場面って愛想笑いの連発である。しかし彼女らは疲れない。だって彼女らの笑いは「おかしい」笑いじゃなくて無難に生きるための100%愛想だから。