おとこひとり

61才おとこがひとり語るモノコトのいろいろ

高級なところは孤独感があるから・・・大衆がいるところがいい。寂しくないから、、、

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「高級なところは孤独感があるから・・・」

 

先日、上野の駅そばにある安い焼き鳥屋のカウンターで隣に座った地方から出て来た初老の男が、横の若い男に声をかけて話していた言葉だ。

 

「大衆がいるところがいい。寂しくないから、、、。」

 

その初老の老人は隣の若者に「初めて、ですか?」としゃべりかけた。

その若者もこの店ははじめてだと言った。

初老は若者に、いつもは違う居酒屋に行くんだ、としきりに話しかけている。

二人とも偶然に仙台出身だということで乾杯していた。

その若者は、自分は自衛隊で今日帰るので呑みに来たんだ、と言った。

それからの会話はよく聞こえなかったが、自衛隊のことや国防などの話のようだった。

初老の老人はしきりに自分の考えを話していたが若者は無口だった。

会話は初老10に対して若者1の割合である。

しばらくして若者は丁寧に握手して帰っていった。

 

自分は思った。

仕事が自衛隊だ、というと国防だとか今の情勢とかをしきりに話しかける人がいる。

でも、彼らも仕事に疲れて呑み屋で一杯やってるところに、興味本位で国防の話をされたら嫌じゃないかな、と思う。

初老の男はがさつではなく紳士であったが、若者は自分の父親以上の年齢のその男にたいしては嫌がる様子もなく帰っていった。

 

「高級なところは孤独感があるから・・・」

「大衆がいるところがいい。寂しくないから、、、。」

自衛官と初老の男の出会い。

優しい人の寂しさ。

ひとりで呑みにくる男達は みな、寂しがりやだ。