おとこひとり

61才おとこがひとり語るモノコトのいろいろ

接客業は周りは誰もが悪人になりかねない・・と思っていてちょど良いあんばいである。

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接客業について、書こうと思う。

 

誰かから聞いたが、

 

「お客様は神様です」

と言ったのは、髙島屋の接客係だと・・・(ホントかどうかはわからないが)

昭和に、百貨店の客はみな神様として扱え!という営業方針だが、

これが、サービス業の老年の営業達に、いまだに残っている。

海外ではショップのほうが客を選ぶのである。

日本で、客を常に神様扱いしないといけない状況は、当分、無くならないだろう。

いまだに客は「神様のように扱って当然」と思っているのである。

 

 

ある地方のリゾート、宿泊施設の管理(若い社員人)がいるとする。

そこで、宿泊客が、運動場の柵を越えて出入りしていた。

この柵は、こわれていて、本来はここからの出入りはキケンで禁止である。

しかし、この、こわれた柵から車道に出るほうが近いのである。

この施設の管理人も、この柵から出入りしていた。

それを、上司に見つかった。

 

上司は、管理人に、

「そこからの出入りは違反で、キケンだからやめなさい!」

と注意する。

 

いっけん、普通で、あたりまえの注意である、

・・・が、

この注意の言葉では、社員に真意が伝わったとは言えない。

 

なぜか?

 

 

客に対しては「違反だから、危険だから、」で充分であるが、

仕事として働く者への教育的な言葉としては、ちがうのである。

 

「もし、そこから出入りするのを心ない者に見つかったら、それをネタに弱みを握られてしまうことにもなりかねない。どんな小さなスキを作っても、それに甘んじていると痛い目に合う。人間というのは、皆、善良な人だけとは限らない。周りには悪人もいる。 客から、「”管理人も柵をこえてたし、だったら彼が悪いんじゃないの?」と言われるだろう。だから、すぐにやめなさい。

 

というのが、正解である。

 

「違反だから、危険だから、、、」という注意は、

「訴訟」的な意味が含まれているので、客に対しての注意で充分であると言える。

しかし、

ほんらい、従業員への教訓としては、これでは伝わらないどころか、

小学生並みの幼稚な注意である。

 

接客の場合、つねに、性善説を無視し、

周りは誰もが悪人になりかねない・・

と思っていてちょど良い "あんばい" なのである。

 

仕事は、見える相手と、見えない相手を対象にする場合ではまったくちがう。

サービス業のように、見える相手の場合は、

つねに客からのちょくせつなプレッシャーに悩まされる。

モンスター(悪人)はあたりまえのように存在する。

 

優秀な接客業の皆さんは、大変ご苦労である。