若いときの絶望感というのは、
「この先、何十年も今の自分で生きていかなければならない・・・」
と考えるからでしょう。
でもね、60年以上生きてきてやっとわかった。
自分は、自分にしか、なれないんだ、と。
バカをやっても、ブスでも、ハゲても、傷ついても、失敗しても、後悔しても、ほかのステキな人にはなれない。自分にしかなれない。自分だから失敗し後悔した、だから、それが自分の本当の姿だと、はやく気づいて。
実は、何十年というのは、あっという間なのです。
1日、1年、10年・・・人生は思っているより早くすぎる。
(苦しいと思うと長く感じるだけ)
きょうまた1日悩んで死にたくなっても、
それが ひと月、1年、3年と経ち、気がつくと10年経ってた・・・
なんてことになります。
すぐにやってくる先の人生を、
今心配するのは無意味です。
今20代の人も、あっという間に50、60才になります。
年をとったときに、20代の頃の悩みがバカらしかったことに気づくのです。
40、50代で大きな悩みにぶつかることもある・・・それは、20代の悩みのとは質がちがっていて、たいていの中年の悩みは「病気・金・親族」でしょうから、しがらみが起こした悩み=生活習慣病のようなもの。こんなのは「欲」と「打算」を捨てれば、解決するもので、ぜいたくな悩みです。
だから、若い人は、打算的な大人になる前に、早く自分をしばるすべてから解放(忘れる=考えるのをやめる)して、あっけらかんと楽しく生きたほうがたいいですよ。どんなに人をうらやんでも、失敗を後悔しても、それが本当の自分。自分は自分にしかならないんだから。
年とると、結婚に子供に親の介護に、しがらみで、がんじがらめになる人がほとんどだから。
100年はあっという間だと、考えてたほうがイイね。
人は100年足らずで死んじゃうからね。
- 自分は自分にしかならない。
- 自分は誰かちがう人にはならない。
- 人は、自分を生きていく・・・
人は自分にしかならない、から、自由にやりたいことやれば良いんじゃない。国を無くした難民じゃないんだから、日本人なんだから。
こういうことを考えるとき、
あの歌をいつも思い出します。
Fof myself Fof myself
幸せのカタチに こだわらずに
人は 自分を 生きてゆくのだから
Fof myself Fof myself
・・・・・
♬「あの頃のまま」 by Bread & Butter/詞&曲:荒井由美
※画像:ショーン・タン アライバル/難民をテーマにしたイラスト集