おとこひとり

61才おとこがひとり語るモノコトのいろいろ

匂いは想い出

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給食の話題が、人とできません。

給食じゃなく、お弁当(持参)だったのだ。

もちろん、当時、給食などという制度があることなど子供だから知らず、弁当を食うのがあたりまえだと思っていた。

たまにテレビで話題にしている給食のアルミのトレーに、三角牛乳パック、コッペパン? などがのっていて、ずきんをかぶったオバさんがデカいお玉とデカいナベで調理してるとか、皆、共感し合ってるのを観ると、疎外感と言うか、人前では「弁当だった」などと言えなく、むだな気を使ってしまう。

この年齢であるから、弁当だと言っても、昔の環境で食っていたのである。

まずはアルミの弁当箱であること。

なぜなら、ストーブの上に置いて、弁当を暖めるためである。

今のように電子レンジなどない時代である。

昼になる少し前から、ストーブの上にアルミの弁当箱を置いて、あたためていると、さまざまな食い物と、そのタレがまざった独特な甘い匂いが、部屋中にただよってくるのだ。そして、弁当を食い終わったら、弁当のフタにお茶を入れて呑むのだ。(かなり呑みにくいが)

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ストーブであたためた弁当の匂いは、いま思えば、コンビニ弁当をあたためたときの匂いと同じであった。

スーパーで弁当を買って家で電子レンジであたためたときに、なぜか、なつかしい気分になるのである。それは、昔、ストーブであたためたアルミの弁当の匂いであったのだ。

給食だったひとたちは、その匂いに、なにもなつかしさは感じないだろう。