だんだん春めいてきた東京地方。
太陽の陽が、とても気持ち良い。
つかのまの日光浴。
秋葉を流れる神田川、いずみ橋の上。
川と言っても巾が狭いので、すぐに渡れてしまう、残念。
40代の頃から知り合いが、バーを始めた。
10人座れるぐらいのカウンター、余裕ある店内、トイレもきれいである。で、使い良さそうであるが、初めて入って、すぐに思った。
(居心地が良く無い。)
理由は、壁が水色に塗ってあるから。ここは居抜きで借りてるので、まえのバーのままであるからしょうがないが、壁が寒色(ブルー系)ってのは、どうも寒々しい。プールの廊下のようである。
照明も前の店のままであるようだが、LEDで部屋全体に照らされて、妙に明るくて、どこを見ていいのか迷うし、見て気持ち良い飾りとか雑貨とかアートとか、コーナーのレイアウトとかもないので、ひじょうに寂しい雰囲気である。
その他、なんか変な感じ?なんでだろう?って考えてみたが、よくわからない。
酒を呑む場所:っていうのは、基本、暖色系が良い。つまりはウイスキーの色、ジンや焼酎飲もあるが、しかし、酒場は茶色〜オレンジにしたほうが雰囲気が出るし落ち着く。
そもそも、知り合いの彼には美的センスっちゅーものがまったく無いようである。美的でなくても良いが、「居心地が良い演出」というものは、いまや飲食では必須であるのに、そこが欠如しているのだ。自分はインテリアは専門であるが、でも、アドバイスってのは、おせっかいになってしまうから、ほっておくしかない。少しづつでもアドバイスするか?でも、むずかしい。とても残念である。