おとこひとり

61才おとこがひとり語るモノコトのいろいろ

久米宏の今

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NHKの「あさいち」だったか?朝の番組にゲストで久米洋が出ていた。

御年75才。髪は見事な白髪で、しかし肌ツヤがとても良くて、白髪じゃなかったら75才には絶対に見えない良い感じであった。

酒も、もう呑まなくなって「何であんなもんたくさん呑んでたのか!」と言っていたが、でも、やっぱり、年だなー、と思ったのは、

自分が音楽番組のベストテンをやってた時、沢田研二がずっとトップで、その司会をやってたときと同じ時期に、北朝鮮による拉致がされた同じ時期だった。ということに、今日それが言いたかったことで、とても考え深いと話していた。

しかし、何を言いたいのか、が、若い時のような明快さ、わかりやすさは無い。

なぜって、自分がベストテンの司会を始めた30数年まえと、北朝鮮による拉致が同じ時期で、それが、何で言いたいことなのか? 

想像すると、自分がチャラチャラした音楽番組なんかやってて「ジュリー!が今週の第一位です!」なんてアホなことをやってる時に、同じ日本で拉致という重大な犯罪が行われていたことに対し、何も知るすべも無く、もともと自分が報道の人間としてもっとやることがあったのじゃないか?そんな自分が許せない!といったことじゃないか?と、思った。

でも、何か違和感があったのは、ベストテンという番組が、誰もが知っていて、有名で、国民的な番組・・という前提で話をしていることである。

自分はベストテンなる番組は、当時、観たことが無かったし、最近知ったぐらいで、アイドルもスターにも興味のない、そんな人間もいるのだ。

「久米さん、ベストテンと言う番組、皆が観てたわけじゃないよ。知らない人が聞いたら、意味がまったくわからないと思うよ。

たとえば、拉致された時と、結婚した日が同じ日であった、とか、出産した日と同じだった、とか、そんなことだったら、拉致と同時に起こった出来事のちがいに、ショックを受けても理解が出来る気がするよ。

ベストテンなるチャラい番組をやってたかもしれないが、それは仕事でやってたのでしょう? 個人の享楽にひたってたわけじゃないでしょ? だれでも30年前のそのとき、同じ時にしていたことを聞かれたら、拉致と比較できる重要なことなんて、ないと思うよ。」

「でも、ジャーナリストなのにバラエティーの音楽番組の司会を後悔しているというのに後悔があるなら、もっとハッキリ、くだらない番組なんかやってる場合じゃなかったよ! って、そう言えばわかりやすいんだけどネ。」

と、言ってやりたかった。