ろくろく人生レポート

東京おとこひとり 改め:66才からの人生探求レポート

62にして迷う

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自分の気持に素直に生きること。

これが一番大事なこと。だと、ある本に書いてありました。

良い子を演じることが習慣になってしまい、自分の気持よりも人の気持を優先してしまう人、

本当はこうしたいのだけど、無理だろうなと自分の心にフタをし続けることで自分自身を偽ってきた人、

はた目にはどんなに人に尽くしていたとしても、自分の本心で生きていない人は、やり残した想い出ばかりになってしまう。

一見、人のために生きていて良さそうな気がします。が。この世で自分の心にウソをつきながら生きてきた人は命を有意義に使うことができなかった・・・ということ・・

できるだけ思いやりの心を持って、自分の心に正直に生きること。が、大事だと言っています。

 

そのためには人生における自分の役割を知ること。

それは理想の自分を見つけること。

いきいきと、自分らしく生きるために、自分の役割は何なのか?を知ることが大事だと言う。

今読んでる本にそう書いてあった。

いいよ、なかなかこの本。

まるでお坊さんの説教のように、やわらかくも日常的な説明。

年齢は明かしてないが、たぶん、女性で40代〜50代じゃないだろうか?

上から目線の言葉もいっさい無く、京都で人のために自分の脳力をいかすことに使命を感じている女性だ。もう二度と生まれ変わることは無い、と知り、人のためになることで生きると決めた人。

 

宗教や洗脳的なものではなく、まるで美輪明宏が人生相談で答えるような(彼(彼女?)の真贋ははっきりしないが、言葉のなるほど感はあると思う)

 

自分の気持に素直に生きること。

これが人生で(その人にとって。他人のためじゃなく。)一番大事なことだという。それもできるだけ思いやりの心を持ってと。

自分のしたいこと、自分が理想とする人、、それを見つける方法は、具体的に理想とする人が毎日何をしているか知ってマネをすれば良い、ということだ。

それでもわからない場合は、自分の頭の中で「理想の人」を作って想像すればい良い、ということだ。

それでもわからない場合は、5年、10年先の自分が、今の自分を見て、それでいいのか?と問えば(想像すれば)わかると言うことだ。

こうやって、

理想の自分とはいったいどんなものか?を考え知ることが大事だという。

客観的に自分を俯瞰で(フカン)で見る、ということだ。

自分を大切にする、自分に正直に生きる、ということのためには、理想の自分でいるかどうか?が大事なのだ。

そして、先に書いたように、おどろいたことは、人のためと思って自分をだまし言いたいことも言わずに終わる、または自分らしいのはこっちだが、人のためだと言って違う方向にいったりと、そういう自分を消してやりたいこともしないでいること、

一見、これは人のためだから良いこと、のように思えるが、それはまったく逆で、これは自分を大事にしないということで、自分のしたいこと、正しいと思っていること、それをしないで生きることは自分に対してとても罪深いことだ、と言っている。

もちろん、わがままを言うとか我を通す、とかケンカをする、とか言うものとはちがって常識の範囲で思いやりの心を持って、ということであるが、

たまに話題になる、会社の飲み会に参加したくない、という若社員が多い、、とうニュースがある。これも、自分の気持に正直になって出なくて良い・・・と、この本は書いてある。

こういう決断、正直に素直に生きるということは、かなり勇気が要ることだし、会社を首になるかしれない、みんなからアウェイになるかも知れない、いじめられるかもしれない、そんな生活も変わってしまう大事な曲がり角、になる可能性がある。

でも、長い人生を考えたら本人にとって、本当はそのほうが良いのかもしれない。

こういうことを言うと、上司や年配者から、そんなことを許したら日本が沈没する!とか、統制ある会社ではなくなる、とか、みんなガマンしてやってきたことだ!とか、そう言うだろう。しかし、社会という狭い枠の中で考えるのではなく、命のある人間の生き方、ということで考えれば、社会も、会社も、上司も、給料もなにもかも、自分の一生を素直に生きると言うルールに比べたら、小さな世界だと気づくはずである。

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体力のある若いうちが失敗を重ねられる。年をとると打算的になって素直に生きれなくなる。

 

いまは就職もウィルス騒動で業績が悪い会社は新入社員をとらないのでキビシい。たとえば親のために就職しないといけないとか、本当はミュージシャンになりたいけど将来が心配だからやめて企業に就職考える・・・とか、

ちまたに、自分の気持に素直になってない状況は、さがせばたくさん見つかる。

自分の気持といたって、犯罪や性欲や、そういう欲望に正直に、というのではない。人を傷つける行為に「正直な心」という言葉は当てはまるわけがないし、かんちがいしないで欲しい。

言葉では簡単に言えるが、若い時を今振り返ると、あの時、思い切ってあ〜すればよかった・・・とか、だれでも1度はそう後悔することがあるでしょう。それをしないために、いまから自分に素直になって、人に気を使って嫌なことをやっていないか?偽善者になっていないか?を確かめるのも、いいかもしれない。