岩本町(秋葉原)にもあるカフェのチェーン店「ベローチェ」に入った。
ドトールにはよく行くが「ベローチェ」はあまり行かない。アメリカンと、ホットドックを頼もうと頭上にある大きいメニューを見たら、
「粗挽きオールポーク・ドック」
というホットドックがあった。それを頼もうとしたら、店員がカウンター上のメニューを指差して
「プレーンですね?」と聞く。
なんだ?プレーンって? と思って頭上の大きいメニューを見ても「粗挽きオールポーク・ドック」としか書いていない。しかし、聞き直したら、この粗挽きオールポーク・ドックと言うジャンルの中にある一番シンプルなものが「プレーン」というものであるらしい。しかし、頭上のメニューには「プレーン」とは書いてないのだ。
例えば、メニュー版に「コーヒー」と書いてあり、コーヒー下さいといっても、レギューラーですか?アメリカンでしか? などと言う風に、「粗挽きオールポーク・ドック」ください、と頼むということは、「コーヒー下さい」と頼んでしまうことなのだ。実際にある商品は、違う名前なのである。
かなり細かいことを言ってるが、同じ商品なのにメニューと看板にある商品名が違ったり、無い場合がかなり多い。
場所を移動して、とある商店街の中華料理の外看板に「鶏肉入りラーメン」とあり、白湯でおいしそうだったので入ってみたら、卓上のメニューには「鶏肉入り野菜タンメン」と言うものしかなく、「鶏肉ラーメン」下さい!といっても「鶏肉入り野菜タンメンですね?」というから、何回も問答し、まちがえるの嫌だから、店員に外まで来てもらって看板指差して 「これです、これ!これ下さい!」という始末。
結局、「鶏肉入りラーメン」と「鶏肉入り野菜タンメン」は、同じものであった。
こういう小さなどーでもいいかもしれないことは、仕事だとかなり重大なミスになる場合がある。飲食では気がついていてもメニューを印刷するのが面倒だったり金がなかったりでほっとく場合が多い。しかし、「なぜ、違ってしまったのか?なぜ、同じでないのか?」という疑問がフツフツと沸き、製作者に聞いてみたいのである。理由を知りたいのだ。自分はこういうことがすごく気になる。理由が知りたい。しかし、たぶん大それた理由はないと思う。
たぶん理由はこうだ。「そういうことは深く考えていない」、だと思う。
「違っても、別に良いか・・」とか、「聞いてくるだろう、客が」とか。
しかし、客にとっては納得いかないストレスである。