飲み屋で年を聞かれて、
「還暦過ぎた」というと、皆、驚く。
若く見られるのは自慢でも優越感でもない。ほんと、ただうっとうしいだけ。
先日、あまりに「若くみえる、若くみえる」と、しつっこいから、
「おまえらが老けすぎとんじゃー!」と言ってやった。
オシャレに興味なく、ボディーケアも体幹も鍛えず、猫背でくたびれたおまえらと比べらるな!っちゅー話です。
彼らはただ、話題が欲しいだけでおもしろおかしくからかってるだけなのだ。
女性なら見た目が5~7歳ぐらい若く見られたら嬉しいと思うけど、男の場合には若く見られるのはバカにされてるような気になり、嬉しいことではない。
男の場合は「若いね」じゃなくて、
「精力があるね」「精力的だね」ということが重要なのだ。
若く見える人はどこか精力的である。
人は、精力的に見える人を、若い、とまちがう。
自分は、己の体を大事にしない人は好きじゃない。
老人化した人は、足腰を鍛えることも姿勢を気にすることも新しい情報も感覚も、それらにまるで興味ない人。それは「無努力老人」である。
見た目の若さは、シワやシミがなく肌艶が良いということでもあるが、それだけでは実年齢とのギャップに違和感がある。
若くみえるというのは、ボディーケアと
「物事にこだわりがないこと」
「新しい情報に興味があること」
「あきらめてないこと」
があって、初めて完成する。
どんなに良い化粧品を使ってケアしてても、文句ばかり愚痴ばかり言ってると顔つきに、そぶりに、ババア、ジジイ感が出る。ネットやアプリやアイドルも、好きじゃなくても流行を知ることで、寝ていた細胞が活動し始める。