1998年制作のアメリカ映画 You've Gat Mail ユー・ガット・メール
メグ・ライアンとトムハンクスのラブコメディーです。
この映画の、ファッション、色彩、小道具など、全部ステキです。いわゆる「オシャレ」ってやつですが、20年前のファッションでもまったく古くなく、インテリアもすてきだし、たまに観て、心の洗濯をしています。
<映画のなかの一部>
メグ・ライアンが商売がたきと知らずにメールで知り合った相手(トム・ハンクス)と会うことになって、待ち合わせたカフェで、トム・ハンクスが相手がメグライアンだとわかり、すっぽかすが、商売がたきとしてちゃっかりと現れる。その夜、すっぽかされ振られたと思ったメグ・ライアンがメールする。
「ーーあなたと話したかったのよ。理由もなく約束をすっぽかす人にはとても思えないの。 Eメールのやりとりって 大抵は意味のない会話だったりするけれど、私にはそれがとても大切になっていたの。 ーーありがとう。」
たわいのない、意味のない会話がとても大切だった、、というのは、くだらないことでも話せる気構えない相手が、一番大事だ、ということ。
<ファッション>
メグ・ライアンのマニッシュな服、素材感が自然素材でとてもステキ。
↓こういう雰囲気とファッションの女性、カッコいい。こういう絵になるような場所じゃないとダメだが。
カーディガンにニットトップス=定番、グレーのスカート・・
絶対に無地が基本。
自然素材が必須。
こちらもカーディガンにニット、メンズっぽいパンツがカッコいい。スニーカーかな?ニューバランスではない、絶対。シューズっぽいスニーカーかも。
こんな普通の白のYシャツでもビジネス風にならないメグ・ライアンの着こなし。何かがちがう。それは、
アクセサリー類をいっさい、つけないところ!
普通、こんなシンプルなシャツ着たらネックレス&イヤリングorブレスレットor時計、など付けたくなっちゃうよね。それをしないスタイリスト、すごいと思う。腕まくりも無し。長袖でカフスもボタンちゃんと留めて。これもすごい。
そう!
ネックレスもイヤリングも、なーんも付けないのがすごく新しくてステキだと思う。
そのぶん、服の素材と、作りが重要なポイント。このニットはアンゴラだな! ワンピースは麻かな? ダブルガーゼかも?きっと。 びみょうなグレイッシュなラベンダーカラーがステキ。
こーんなステキなコーディネイト、20年前にすでに完成されていた。ふわふわのワンピースにカーディガンって永遠の「らしさ」。素材が大事なのがよくわかる。これがポリエステル混紡だったりすると品が無くなる。
腕時計も付けない、何も付けない、この感じがいいのだ。
こーんな手作り風の服、とっても良いと思います。何枚にもはいだフレアー、すその始末がとてもメローでいいですね。
着る人に、そうとう知的な雰囲気と可愛らしさ、はかなさがないと、似合わないでしょう。メグ・ライアンはボーイッシュだけど胸はけっこうデカくて、それでもこういう感じが似合う。ぎゃくに体つきが胸ペチャでごつかったりしたら、こういう服は似合わないかも。まずは、似合う体に変える、ダイエットしかない。
ついでに、トム・ハンクスは・・というと、
色的にアースカラーで、メグ・ライアンを引き立てる感じ。普通っぽいけど普通のオッサンがこのカッコしたらまったくダサくなるけど、さすが映画スターである。ファッションはやっぱり顔で決まる。
<この映画から得たまとめ>
ステキな着こなし、ステキな雰囲気・いい女の条件は、
1)アクセサリー類をいっさい付けないこと *重要
2)ショートヘアに限る
3)自然素材の服であること
4)すべてにビビットなカラーはNG
5)無地の服であること
6)ぺったんこ靴であること(ウェッジソールはOK)
さらに、重要な点は 笑顔・・・ですね。