本屋の店頭に並べられてた本、
第5位 なんて札が付いて。
題名が、ストレートであったので、
ザザッとちょっと立ち読みしてみた。
まず、この装丁のデザイン=
写真の教授らしき人の勉強ばっかりしてたような風ぼうと、教壇にあぐらをかいてる姿を見て、くたびれた、スティーブ・ジョブスのようで・・
「あー、あるある、こういう外国の感じ。」
と、まず思った。
そして、
何となく読む前から中味がわかった感じがした。
アメリカを含む、欧米の人たちの「死」の定義は、
アジアとちがい、物質的な終わり、という概念が強い。
いまになってもなお、「魂」にたいする意識が薄い。
わざわざ、哲学の先生が学生に、
日本とちがって、「死」の形而上学的(カタチをもっていない物の研究)を教えるという、そのことを、雑に言ってしまうと、
「人をむやみに殺してはいけない」
といった、銃社会のアメリカならではの問題が底辺にある気がした。
また、キリスト教の教典にしばられた一種自由の無い考えをもった人に対しての異論でもあるのか、と思った。
ササッと読んだ感じでは、「輪廻」という意識が無い人たちの初歩のコンテンツだ、と思った。
「死」の意味を、理論的に講義してゆく、それもまたアメリカだな。
アメリカの学生は、こういうことで「死」に意味があることを知るのだろうか。