ろくろく人生レポート

東京おとこひとり 改め:66才からの人生探求レポート

貧困と貧乏

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連休だったの? という11月の始まり。

 

コンビニ強盗のニュース。 きょう東京町田市で、42才男が店のカッターを突きつけ3万7千円を奪った・・・が、また店にもどり、「このくらいの金では生活の足しにもならないと思った」と言い、警察に現行犯で捕まった。というニュース。

 

このニュースのおかしな点は「3万7千円じゃ、生活の足しにもならない・・」といった容疑者の言葉。

じゃぁ、5万円だったら?8万円だったら?10万だったら逃げたのか??

どこか冷静に金額の判断ができるくせに、強盗と言う安易で幼稚な行為、、いや、たぶんその逆で、まさか3万7千円しか盗めないと思っていず強盗した結果、強盗の等価価値が3万7千円であった、という不均等感に、だったら捕まることを選ぶといった行動。

何だか変な考え方だな。。。と思った。強盗という犯行を犯して、店の金が少なかったからと言って、なぜ逃げなかったのか?

たぶん、防犯カメラがどこにでもある現代だから、必ず捕まると思っていた節がある。もし20万円以上盗めたら、とにかく逃げて何かの支払いを済まし、それから捕まってもいいだろうと思っていたような気がする。

なんらかの事情でお金を得ることが出来なくなった場合、明日、そして来月、生活する金がたぶん無い状態だろう場合、 家賃、ローン、光熱費、必ず必要なお金が用意できない状態・・これは、とても怖い状態だと思う。

世界の犯罪の原因の多くは「貧困」である。

貧困、という言葉は、とても絶望的で重く、どうにも身動きのできない状態を連想させて、とても嫌いだ。でも、「貧乏」という言葉に置き換えれば、ひとつの生活スタイルのような意味も感じるし、別に金持ちになりたいわけじゃないし、といった姿勢も感じる言葉であるから、貧困とはちがうとは思うが、どこにも救いを見つけられない場合、それが貧困なんだろう。

仕事も無く家を追い出されローンも払えずに自己破産し・・的な生活を「貧困」だと言い切ってしまうと、もう何処にも逃げ場が無くなってしまう気がする。 

貧乏とは 生きていけるが贅沢の出来ない状態・・・だろうか?

貧困とは 救いも逃げ場も無い宿命・・・なのだろうか?