おとこひとり

62才おとこがひとり語るモノコトのいろいろ

「予約の取れない店」が「予約の取りにくい店」に変ったいきさつ

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郁恵と井森のお料理バンバン?!だったか?忘れたけど、むかしそんな料理番組があった。そこにも出てたと思うけど、その料理人、最近も、ナベ作って通販で売ってるんだけど、彼のキャッチフレーズってのが、

「予約の取れない店」、の○○シェフです・・・!

って紹介される。

郁恵と井森の番組のときから、すっとこのフレーズ。

そのときも、(_ _;)と思っていましたが、

最近、ちょっと変ったのです。

これ、誰も気が付かないんじゃないでしょうか?

 

「予約の取りにくい店」、○○シェフです・・・

と、変ったのです!

おいおい!何で変えた?何処からかクレームがきたのか?

それとも不景気で、予約が取れるようになったのか??

どっちにしても、このフレーズはいただけない。と、むかしから思っていた。

キャッチフレーズの意味するところは、それほど人気があるのヨ!と言いたいがために、遠回しに作った言葉であるが、自分のようにへそ曲がりの人間は、

「へぇ〜予約取れないんだ。。不景気でスタッフがいないか良い人材が集まらない店なんだね」

とか、

「電話したら、やたら面倒な質問してくる店かもね、たぶん」

とか、ね。

 

行列のできる店、と言うフレーズも一時、流行った。テレビ番組に似たような名前があるが、この「行列のできる」=「人気がある」と言いたいのだろうが、こういうのも含めて言葉の比喩の使い方が自分はとても不快。

自分は、行列なんて絶対にしないし、並んで店に入るなんてみっともないし、人と同じことをすることに反感があるし、人と同じ自分にうんざりするし、めんどくさいし、そこまでする意味が良くわからない。同じく、予約が取れない、という、サービス業にあるまじきメッセージがイラッとくるし、「どう?すごいでしょ!私の店。」といった自慢にしかきこえない。かだら。

予約が取れない・・・」だったら、理論的に店が宣伝することはおかしいわけで、新しい客が行けないんだったら「営業(宣伝)するなよ!」っていうことじゃないですか? シェフが死ぬまで予約が一杯でスイマセン!ってことと同じだから、客が食べに行けないのだから店を宣伝するのは失礼なことでしょう。

だいぶ時がたって 「取りにくい・・・」 に変ったのは、上から目線のこのキャッチの気分の悪さに、クレームが来たか、当事者たちがやっと気が付いたってことでしょうね。ただ、「取りにくい」という中途半端な変更に、踏ん切りの悪さを感じる。

 

こういう言葉の微妙な使い分けは、とくに通販ではあたりまえのように行われていること。 それはちょっとした言葉で客からクレームが入るから、皆、気をつけているのだ。いまやクレーマーオンパレードの時代であるから。

「絶対」と言う言葉も使えないのである。すべてにおいて「断定」すると責任問題になる時代である。

すべて「○○しにくい」と言わないといけないのである。

「透けない」じゃなく「透けにくい」

「チクチクしない」ではなく「チクチクしにくい」

 

しかし、「予約が取りにくい店」と言うフレーズは大失敗だと思う。

この言葉から「美味しい店」とかいう発想にはならない。

「儲かってる店」という言葉が最初に浮かぶ。

自分なんかは「そんなに客が予約に殺到するほど美味しくて儲かってるのなら、みんなに食べてもらえるように店舗を増やせばいいじゃない。」もしくは、「儲かっててスイマセン!ってイヤミな宣伝するくらいなら絶対に死んでも食いに行かない。」「たかが料理に特別感を出しすぎ」って、思うもの。言い過ぎ?