たまに行くバーは、
毒舌の客Aが、マスターに
「田舎もんなんだよー!ばかやろー!」などと、酔ってしゃべっている。
マスターは冷静に、
「田舎の無いが悪いの?」
と、短い言葉に説得力があり、
「そういうあんたは千葉じゃない。」
と、バッサリ。
こういう会話って、きっとどこでもある。
こういう議論をしたがるのは、地方出身で東京で何か嫌なことがあって、わだかまりのある人である。
東京都というのは、働いて稼ぐビジネスの街。
(東京というとアバウトなので東京都とする)
そして遊ぶための街。
金を落とす街。
いわせてもらうと、誰か(地方出身者)と初めての会話になったときに、
「東京出身です・・・」
と言うと、話はそこで、終わる、のです。
100%、確実に終わります。
「え〜!○○県なんだ!自分の友達にも何人かいるよ!」
「いいよね、○○県、海鮮がおいしくて!」
とか、
こういう風なことを相手が期待してたんじゃないか?と、残念に思うのです。
これは、とても恥ずかしい気持になるのですよ。
東京人同士の「あるある情報交換」、つまり共感をするツールは、街情報はテレビやネットで盛んに報道してるし、別に東京がなつかしいわけも無いので、ありえないのです。
東京出身の人には望郷の念、故郷への想い・・そういうものがないので、たとえ同じ東京出身者同士でも、人と共感する会話が成り立たないわけです。
結局、東京都は、
- 働いて金を稼ぐ街、
- 自分を磨く街、
- 故郷に錦を飾る街、
つまりただの踏み台の街・・なんです。
そして、地方出身の人は「○○県人会」とかいって、東京で集まるのです。まるで東京の人はじゃまだから、関係ないから、本当に大事な人は故郷の人、と言わんばかりに。
・・・というのが、東京都生まれの人の思ってることです。