ろくろく人生レポート

66才からの人生探求レポート

セックスと暴力

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前からなぜか気になっていたことがある。

そのまえに言っておくが、自分、カマトトではありません。気持ち悪いよね、62のおっさんがカマトトだんだんて、ありえないーー

遊びも散々やってきたが不道徳なことはそれほどやってないと思うし、人が思うほど変態でも無い気もするし、そんな自分が不快を感じてることがある。

それは・・・SEXシーン。

映画などのキスシーンやベッドシーンがすごく不快になることだ! これ、どうしちゃったんでしょう自分?・・って、自分に聞きたい気分。まるで文明開化前のちょんまげの人か修道女か、という感じ?幼い頃のトラウマか??いや、そんなものはないと思うが・・・

男と女でも、女同士でも、男同士でも、かなりリアルなベッドシーンが映ると消しちゃう。なぜかアダルトビデはまだ映画よりマシかも。体のもつれ合いよりキスの方がダメである。

愛情の表現でアップでベチョベチョにキスしたりベッドで腰動かしたりと、映画を作ってるスタッフの意図がベッドシーンから感じられて、「あ、この監督、ベタベタにやらしいくらいに抱き合わせたり露出させたいんだ。なぜあんなに唾液がわかるくらいアップでキスさせるんだろう?」とか、製作者側の方にも気持ち悪さを感じてしまう。今回のコロナウィルスの対処じゃないけど、欧米のハグや挨拶のちょっとしたキスさえも自分は絶対に無理。でも潔癖主義なわけではありません。

アメリカ映画の場合、ほとんどと言っていいほど濃厚なシーンがある。何かあるとすぐに抱き合ったり、キスしあったり。実はあれがすごく苦手だった自分。(なんでだろう?)

もしかして自分はバーチャルな人間にしか心を許せないオタクだったのかもしれない。アニメ女子にしか興味のないオタクと同じで・・・などと考えたりして。

他には、戦争シーン。殺害シーン。銃撃シーン。これらが普通に映像になってカジュアルに観れて、セックスシーンとはまたちがうが、こっちの方は絶対に「悪」だと思うが、キアノ・リーブス主演のジョンブックがアクションで曲芸のように殺してゆくのを観てて爽快さを感じないこともないが、一瞬で殺された方の魂がゴミのように散らばっていくのを観てると罪悪感が起こる。極悪人を殺していくのは爽快だし自分ではできない制裁をしてくれてるからいいのだ、と納得させるが、それでも観てしまって後悔する。

しかしどんなに悪人を成敗しているとはいえ、銃の乱発のシーンは最近、観るに耐えなくなってきている。CSチャンネルのどの映画を観ても戦争やギャングや殺し合いの映画ばかり放送してて「戦争チャンネル」と名前を変えた方がいいのでは?と思う。

昭和の単純な男達が好きな映画の代表「「ゴッド・ファーザー」に、日本映画「仁義なき戦い」も、残酷な殺し合いに男達は群がり評価するのだろう?と不思議に思う。マフィアやヤクザの映画をなんで普通に楽しめるのだろう?

ゲームにもこういった麻痺しているだろう問題があると聞く。ゲームはバーチャル映像だから人を殺しても何も感じないどころか喜びさえ感じるようになる。この何十年もの間に自分を含め多くの人を麻痺させてるんじゃないか?と思う。憎悪の行き場がなくバーチャルで銃を撃って誰かを殺害したい、と、これは多くの人が無意識に望んだことなんだろうか? 社会への怒りの発散で攻撃的になるのか?

これらは何かの組織の陰謀説だ、と考えるのは都市伝説だが、映画もゲームもバーチャルとはいえ殺害シーンに濃厚セックスシーンに、これだけ氾濫しているのは、誰かが仕組んでることじゃないのか?と思ってしまうくらい反論する人が少ない、またはいない。

たぶんアメリア映画に長い時間かかって犯されてしまったのだと思う。セックスと暴力・・・これがアメリカの象徴だった時代は今でもつづいている。