東京おとこひとり

語るモノコトのいろいろ

インテリアオタクと呼んでもいいです。

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David Hockney デビッド・ホックニー

 

好きなインテリアを作ろう!と、進行中。

今流行りのミニマムとか、私ミニマリストでーす!みたいなのは、一般的に人気があって、それはマンション生活の影響だと思う。

その理由は、日本のマンションの建具、窓枠のサッシなど、クローゼットや扉やドアなどは、新建材なので、「素敵な雰囲気」には程遠いデザインなのです。それにここが1番のミステイクな部分なのですが、日本は洋室の作り(デザイン)に何も歴史がないのと、そもそも洋室のスタイル(デザイン)が存在しないのです。洋室の歴史がないからドアを一つとってもただの四角い板・・という発想しかDNAにないのです。和室だったら得意中の得意で当たり前だけど、洋室になると、まるで雰囲気のないただの四角いだけの新建材になって工業製品的なものになってしまうのです。

時代を振り返ると、戦後の経済が高まったときに現れたモダンな暮らし=文化住宅、と呼ばれた生活は、今よりかっこいい。スタンリー・キューブリックの映画「時計じかけのオレンジ」に出てくるポップなインテリアに負けを取らない内装だった。それが、いつの間にか大手建設会社が設計するインテリア=今のマンションの内装になってしまったのだ。これが日本の失敗だ。

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↑戦後の日本のアパートの内装・文化住宅

 

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スタンリー・キューブリックの映画「時計じかけのオレンジ」の中に出てくる住宅の内装

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大手ゼネコンのマンションの例。家具類はサンプルだろうが、部屋はただの白い箱、である。それは別にいいと思うがしかし、デザインの細部が貧相である。たとえばフローリングの木目のデザインも大雑把で、可もなく不可もなく、個性の無いものであるし、天井の照明も事務所使用だ。こういう内装が今の日本人の若い夫婦は好きなのだろう。

70年代に人気になったインテリアとしては、スウェーデンの家具「イノベーター」と、イタリアの「アルフレックス」社の家具やソファだ。イノベーターは多くの人が買った家具。スチールと布の組み合わせはモダンで日本にはないデザインで、これを買えば素敵なヨーロッパの暮らしが再現できた。

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ルフレックスのソファ=マレンコは有名である。このアルフレックス社のモダンな家具とインテリア思考が、今も日本のマンションデザインの方向になってしまっている。

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同じくこの頃に人気になったのは、「システム家具」である。何でもかんでも壁に収納棚を作って画一化して収納してしまおうという考えで、これは雑多なものたちが収納できて見えなくなって一見よくなったように思うが、実は個性のない味のないインテリアになってしまう弊害である。今のマンションの内装の思考に、この発想がまだ続いている。

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今、極めているインテリアの方向は、

  • 1点物の雑貨&家具
  • 自然素材・手作り的であること
  • 重苦しい色はNGむしろカラフル
  • 絵のある部屋

これから外れたものたちは、コーディネートに合わないのでなるべく省くようにしている。

100均で売ってるようなプラスチックの小物入れを捨てまくりです。これは見える所にあると部屋の雰囲気が超安っぽくなります。同様に無印などで売ってるプラスチックのシステム小物入れがあるでしょ(買ったことないけど)?あれも、たとえ台所に使うとしても、情けないくらいセンスのない部屋になります。

小物入れは、ほぼ全て自然素材の、かご=竹や藤、などに変える。家具類はなるべく木製に。

困ってるのは、電子レンジと電子レンジを置くために買った頑丈なスチールのラック。これらが雰囲気のない工業製品なので、他の者たちとの相性が悪い。

ステンレスとか銅や、そういった素材だったら工業製品でもいい雰囲気の質感が出るのだが、現代のラックは、まるで雰囲気がない。

物同士の素材とデザインの相性は部屋の雰囲気を決定するので大事。レトロで手作り風の温かみのあるデザインと素材が落ち着く。 ミニマリストでーす!の人たちにはわからないだろうが。

日本には電子レンジで良いものがない。機能的なことを言ってるのじゃなくて、無印とかニトリの電子レンジは、とてもシンプルでミニマリストが喜ぶデザインだが、あれに合わせた部屋とキッチンとなると、出汁のないスープ、である。

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アイリスオーヤマの電子レンジは、がんばってレトロなデザインしているが惜しい。価格は8千円台だから良心的だが。その下のはYAMAZENで売ってる無名の電子レンジで、認知症でも操作が簡単だったと口コミがあるように操作がほぼ無い。そこが逆に心配でもある。今、日本でレトロな電子レンジはこの2つしかない。どっちもデザインと色がイマイチ。

鏡もゴールドで彫刻のあるクラシックなアートフレームのものに変えた。

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重っ苦しくはしたくない。でもどこかに手作り感と歴史観が欲しい。

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よくみると日本のように工業製品らしき家具は全くない。どっちかいうと作家物のような1点物的な雰囲気のものが多い。難しいが、これが大事。

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古いアパートだからこそこの雰囲気が出るというもの。でも、大事なのは家具がニトリや無印で売ってるようなプラモデルのような家具じゃない!ってこと。

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大事に使ってきた、って感じる家具。新しいかも知れないけどね。ブラインドじゃなくてカーテンってのが良い。柄物のファブリックってのも雰囲気が出る。

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パステルトーンって、メルヘン趣味と言われそうだが、自分、好きです。とても難しいコーディネートだけど幸せな感じになります。

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作り付けのデザインは日本ではここまでは無理だが、取っ手の真鍮や銅のヤカン、もろもろも食器もどこか直線的じゃないデザインが良い。プラスチックのものが一切無いのが鉄則。

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こんなキッチン&ダイニングだったら、1日がとっても気持ちいいはず!やっぱり雑貨などは、1個1個を大事に買って揃えていって、今ここに至る、、、という積み重ねと、住んでる人の趣味の良さを感じるので素敵だ。