きのうのニュース、新宿の「シアターモリエール」で集団感染。
この劇場、ゲイのバラダイス新宿２丁目のバーが乱立するエリアをほんの少し外れた場所にひっそりとあります。大きな通りが交差する、角っこに位置しています。 一度も行ったことはないけど、前をよく通ったし古くからある有名な劇場です。
このビルには確か飲食店がたくさん入っていたと記憶。一度このビルの２階でお茶した記憶があります。
このシアターモリエールって恐ろしく狭い、と昔から聞いています。そこに通常１８０人も客を入れていた、とニュースで言ってたけど、これ、普通でも肩が触れ合うぐらいの感じになるし、席数を半分にしても劇場という名の満員電車です。満員電車では人々は接したり喋らないけど、ここには感染しにいくようなもの。
今回の公演のポスターを見ると出演者たちは（詳しく誰だか知らないけど）ジャニーズのような見た目のチャラいやつだったな。つまり、ファンたちはそういう男目当てに来る奴らだったということだ。真面目な演劇だと思っていたが、男目当てに来る客だったのだ。
テレビニュースでは見にきた女どもは普通に握手したり抱き合ったり、ホストクラブと同じ状態だと言っていた。
客は東京から見に来たか地方からわざわざ見に来たかはわからないけど、この時期に軽々しく見に来る女や男どもに餌を与えた東京が批判されてもしょうがない。 前も書いたけど「ほぼ死なない」からテキトーに遊びまくりテキトーに営業する。
浅草で知っているゲイバーが閉店。前から少ない上にコロナで客が来なくて家賃が払えずに閉店。新宿のゲイバーも色々な対策をしてるようだけど、いくらビニールシートをカウンターの前にかけてもアクリル板を席の間に立てても、そんな対策してる店の写真も見たけど、そんな店、行きたくないね。なぜってバーとしての雰囲気も何もあったもんじゃない！ マスクしてシールドしてビニール越しで、なんでわざわざ飲まないといけないの？酒？？ 見知らぬ人も来るわけだから感染の確率は高いわけだし。
普通の居酒屋は存在意味はあると思うよ。その理由は、仕事で疲れて帰る前につまみと酒でささっと一杯飲んでホッとしたい、といったサラリーマンの癒しの居場所、だったりする。でも、カウンターがあってマスターなりママがいる「バー」って、そういう居酒屋の癒し空間と違って、バー形式は店側から客に話したり酒を交わしたりの「接客」というものが入る。つまりバーは店側が客に接しないといけない商売である。だから多少は高額なのである。同じ水商売でも居酒屋とバーでは、接客が入るかもてなしがあるか？でまるで違う。
居酒屋が混んでるのと、バーが混んでるのと、全然違う。これはバーという場所は、客らが飲みに来ている違う客を見ている、気にしている、そういった好奇心が渦巻いている空間がバーなのだ。だから人のことなど関係なくササっと滞在できる居酒屋とは全く違う。
バーは自粛してほしいが生活のために死活問題だ！と言われて工夫して営業始めても、ビニールシートに、アクリルのつい立に・・・そんな状態で営業するくらいだったら自分だったら閉店する。みっともないよ、カッコ悪いよ、プライドないの？美意識ないの？バーなのに。
