ろくろく人生レポート

66才からの人生探求レポート

ユーモアを実行できない人

どこかの中高年の医者が 、

「薬って言うのはどんなものでも副作用があるんです」

「なんたって逆さまから読むと[ りすく ] ですからねぇー」

だと!

(これって有名なオヤジギャグなの?)

初めて聞いたよ。でも、

くすりを逆さまから読むなんて発想なかったので感心した。

 

 冗談の一つも言えないような人間にゃ〜なりたくないよね。堅物ってのは自分のことだけしか考えないから堅物。

友人で付き合いが10年以上になる奴、そいつのジョークを1回も聞いたことない。冗談とか、馬鹿話とか、変な例え話とか、本当に聞いたこと無い。面白いこと、くだらないこととか、知り合って1回も聞いたことない・・・だから本当は友人にはなれないと思っていたが、カラオケと酒と言う趣味が合ったので仲良できているが、本当は何考えてるかわからなくてすごくつまらなくて「不満」。

場を楽しませよう、和ませよう、って言う意識がゼロなんだろうか?いつも不思議だなぁって思ってる。だから、いまいち親しくなれない。

なんでもない道を歩いていても、待ち合わせで遅れた時も、自分と居て楽しいのか楽しくないのか全くわからない。ただ規則的に動いてるだけに見えてしまう。

 

ジョークっていうとただのお笑いのようだけど、お笑いとは全然違って、その場の雰囲気を柔らかくしたり、気分を楽しくしたりすることが目的だから、大きな意味でユーモアを持つと言うこと。

アメリカ人って(もちろん知らないけれども)ユーモアを大事にしてるでしょ?恋人同士だったり会社の仲間だったり指導者だったり、ユーモアがない人は、人として魅力のない人だって昔に聞いた気がする。アメリカ人じゃなくたって誰だって生活していく中にはユーモアがないと息が詰まってしまう。

つまらないジョークだとか質のいいジョークだとか問題じゃなくって、実際の生活の中でユーモアを実行することに意味がある。

つまらなくたって、すべったって、バカにされたって、人を楽しませよう!ニコッとさせよう、って思うことが大事で、周りの空気も軽くなるのだから、どんどんすべる方がいい。

ユーモアを実行できない人は人を楽しませられないつまらない人。そして魅力が無くどこか物足りない。中途半端に真面目な人ほどユーモアが言えない。

日本に足りないのはユーモアの精神だ。ただ真面目にやってりゃいいか?っていうと、もう2021年以降は、ただ仕事してます!ってだけじゃ限界だと思う。

台湾の民間から起用された知能指数180のデジタル担当政務委員(大臣)の唐鳳(オードリー・タン)氏。

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台湾で感染防止が成功したのにはユーモアを用いたこと。だという。

以下引用すると、

政府は事実を伝えるだけでなく、ムードを変える必要がある

「Fun(ユーモアコミュニケーション)」には2つの方法がある。  1つはフェイク情報に対するものだ。フェイク情報が世にあふれている今、タンは、政府は事実を伝えるだけでなく、ムードを変える必要があると考えた。うわさを流す人は、多くの人の怒りをかき立てて情報を拡散しようとする。そうであれば、ユーモアをもって本当の情報を発信すれば、疑念からの不安を解消できるだけでなく、ネットユーザーも「怒り」の気持ちを「喜び」に変えることができる。  タンは「1時間以内にユーモアを交えて本当の情報を発信し、反撃する」ことができれば、人々は笑いながら進んで真実をシェアしてくれるため、インターネット上で本当の情報がフェイク情報よりも速く伝わると語った。

・・・略・・・

この愛らしい柴犬は、Facebook上でマスクの正確な着け方を伝えたり、感染状況が緊迫したときには、家の中でテレビや映画をみることを勧め、状況が落ち着いたときには「防疫新生活(感染症対策のための新しい生活様式)」で郊外に遊びに行こうと力づけたりした。

つまり、「怒り」とか「不安」とかを「ユーモア」で「安心」「楽」に変えてしまうことができでば、その効果はフェイクニュースの拡散も防げるし、反発しながら自粛するという怒りの意識もなくなる・・・ということだと思う。

そして可愛い柴犬がメッセージを出したりすれば肩の力も抜けて情報が頭に入りやすくなるだろう。

人を楽にしてあげる行為、、っていうのはいろいろあると思うが、日々の暮らしの中で「あーあの人に会うと楽しいわ」とか「「なんだかホッとするのよね」とか、そういう人って絶対にユーモアのセンスがある人だと思う。そういうユーモアを大事だと思ってる人ってのは、人との軋轢や争いを軽減させることが必要だと無意識に思ってるに違いない。

日本ではユーモアを本気で重要ツールだと言える人はいない。

そうそう、このあいだ「令和の運び屋になるよう頑張ります」と言ったワクチン接種の担当になった河野太郎氏だけかな、勇気を出してユーモアを言える人は。