菅総理の息子が勤めている会社の本社「東北新社」
どこの企業も裏では(正当な)政治力を使ってる。今回は現在の総理の息子だったということで大きく文春されたわけだ。この「東北新社」も政治力を利用していたということでは例外じゃなかったということだ。
自分にとって「東北新社」はずいぶんと懐かしい響きがある。
27才から3年勤めたCMの会社で、毎日のように「東北新社」とのコマーシャル制作を誰かしらがしていた。
自分も何度もCM制作で打ち合わせに行ったりCMを製作したりとお世話になった会社である。一度聞いたら忘れない日本名である会社名は、業界ではほとんどが横文字の会社が多かった時代、この日本語名の会社は他の会社と違う歴史と強い意志を感じていた。
古臭いにはわけがある。この「東北新社」は古くからの映像プロダクションで映画などの配給会社でもあるから、世のためになるような記録映画などを配給したり制作したり、問題定義のある昔のモノクロ映画など、世のためになる仕事をしている会社というイメージがある。
今、問題になってるのは子会社にいる菅野息子の問題がクローズアップされたが、この問題とは別に、膨大な配給映画はそれなりに世の人に貢献していると言える。
例えば、(株)ライオン、とかお風呂用品の(株)マーナ、とか、おもちゃの(株)バンダイ、とかみんなが知ってる会社のように直接に生活で目立つ会社、ではないから「東北新社」というだけでは「?」と思う人は多いだろう。自分のような業界人だったら当たり前に知っているが、だから今回の事件で、ただの通信の企業が不正した、、、というのではなく、とても重要な企業、ということを知った方がいいでしょう。
扱ってる配給映画は誰もが知ってるものが多いが、新しいものでは「千と千尋の神隠し」などの漫画映画がある。
会社がどんなコンセプトか知らないが、「夢」を大事にしている会社だろうな、ということはわかる。
映画のエンドロールで、テロップの一番最後に ↑このロゴが出てくる。このマークの矢印の方向は確か、東北(秋田)を指しているのではなかっただろうか?