東京おとこひとり

語るモノコトのいろいろ

生まれた町で

3.11の特別番組を観てると、

被害にあった地方の人たちは

自分の生まれた地域を愛してると、わかる。

そうはっきり言葉に出して言う。

 

漁業や加工業、食品会社、観光業など、

親子代々、地域で支えあったりと、

何かしらの商売をやってる人たちが多い地方、

サラリーマンだったら本社の地方支店とか

銀行や信用金庫や公務員、

そう言う人たちがサラリーマンということで、

新橋や大手町にいる東京のサラリーマンとは

様子がだいぶ違うように思う。

だから地元愛と人との団結が強いのだろうか?

みな、何かしら支えあって、交流しあって、

同じエリアの同じ場所で暮らしてる人同士、といった

強い絆をもってる。

そこが東京で生まれて暮らしてる人と

決定的に違うところ、じゃないだろうか?

東京で地元愛、といったら 

荒川区や墨田区、台東区など下町で商売をやってる人たち、

3代目でやってる人たちを考えるけれど、

彼らには、地元愛なるものがあるのだろうか?

でも、それも だいぶ違うように思う。

もし東京で 自分の住む街が壊滅状態になったら、

また戻って同じ場所、エリアに住みたいと思うだろうか?

自分は、そう思わない。

地元愛がまるでない。

むしろ ここから脱出したいくらい。

どこでもいい、ここよりもっといいところがあると。

特にマンション住まいが多い人たちにとっては、

ここじゃなきゃ、ここに愛がある、なんて人、いるのだろうか?

例えば地元で人気のパン屋さんがあって、

近所との交流もあって子供にも人気があって家族づきあいもあって、

そんなパン屋さんが災害で無くなって、

そしたら、この場所に、このエリアの人たちに、

愛着があって、ここでもう一度商売をしたい、って思うかもしれない。

でも、よそ者同士が集まってる東京で、そんな絆があるのだろうか?

自分には ひとのことは わからないが、

自分には地元愛というものは 無い。

だから 3.11の特別番組を観ていると、

お悔やみを思う気持ちとは別に、

毎日 暮らしていく、生きてるってことが、

まるで違う感覚なんだな、と感じる。