ろくろく人生レポート

66才からの人生探求レポート

人をバカにしたネタを出した人の、倫理観・偏見ある思考・いじめの笑い・バカにした笑い・くだらない笑い・といったことが良いと思っているその人自体が問題なのである。

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笑っていいとも! の少女隊の時のナオミ。観てたな〜これ。

 

ひまっつぶしでテレビを観ている自分が悪いんだけど、いっときはテレビ業界にいた自分としてはディレクター(監督)の横柄さには、昔の記憶ながら怒りさえ覚える。現在は自分もアートディレクターという立場で仕事をすることもあったが、その道を行くことに疑問を感じたので進まなかった。映像でも美術でもアートディレクターなる職種は非常にわがままで横柄な人種である。だから、CMはできる限り消音、ほんとうは全てテレビ自体を観ないに限るのだが・・・

きのうオリンピックの開会閉会式の演出のディレクターでCM業界の監督が不適切発言をした、、という告発について、だいたいがバラエティー番組を作るんじゃないのに なんでオリンピックのイベントにCMの監督を起用するのかアホか?と思う。長年CM業界にいた自分には監督の横柄さ、わがままさ、ただ人を驚かせることだけをいつも考えてるだけの人間、ギリギリの人権侵害アイデア、プロデューサーもグルなのでスタッッフは何も言えないし、そんなエスカレートした危険なアイデアばかりしか考えられない人たちが作ってるのが当たり前の業界である。そして監督があまりに有名になってしまった場合は倫理観などなくなる。

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今回の場合もそれが露呈した。66歳で調子にのってたんだな、自分が一番おもろいぜ!と思って。彼を起用した側にかなり問題がある。

そして、「ラインでの非公開のスタッフ打ち合わせだからいろんなアイデアを出してるだけだ・・・・そういうのはネタとして打ち合わせでよく出ることなので・・」と言っている同類であるテレビに出てる自称お笑いコメンテーターたちの、この薄っぺらなコメントの思慮のなさはひどいものである。

公じゃない打ち合わせで自由なアイデアを言い合う、その行為が問題だと言ってるのではなく、人をバカにしたネタを出した人の、倫理観・偏見ある思考・いじめの笑い・バカにした笑い・くだらない笑い・といったことが良いと思っているその人自体が問題なのである

誰も逆らえない立場の監督が、中学生が放課後にやるような外見をネタに笑わせる演出を提案すること、これは、何でもできちゃうんだよね俺!で生きられたこの人の罪である。ひどいいじめに近いネタ自体はどこにでも存在するだろう、しかし、それを発する人が一番の主導権を握ったら・・・そのプロジェクト自体も問題なので自分だったら全て解散させる。

橋本会長は、全てをリセットしないで進める、と言っているが、開会閉会式が馬鹿馬鹿しいバラエディー番組にならないことを祈る。