東京おとこひとり

語るモノコトのいろいろ

たかが服、しかし問題は大きい。

💛 休日に楽しくショッピング!

服を選ぶ楽しい時にめんどくさい社会問題なんて関係ないし、

"ただ洋服を見たり買うだけだから社会的な問題なんてカンケーないわ〜"💕

っていうのが普通です。

"平和な日本で、遠い国の問題なんて

 いちいち関わってたら身が持たない・・・"

ごもっともです。

精神衛生上、その方が良いでしょう。

しかし、ほんのちょっと頭の隅に今起こってる問題をプラスしたら、普段の無防備でノーテンキな買い物が、少しちがった視点に変わるんじゃないか?と思う。

いま、ウィグル自治区での強制労働問題がフランスのNPOから各国の企業へ指摘されている。

昔昔、日本にも同じような問題があった。映画で知った人もいると思うが「あゝ野麦峠」での女性の強制労働と同じことが今、遠い国で行われている(と報道されている)。そこで作られる商品は皆がよく買う有名な商品ばかりである。

海外に労働力を持つことは別に悪いことではないが、安い賃金で劣悪な労働条件であったなら、それは人権侵害で搾取である。これが今、人道的に問題になっている。

”でも 遠い国のことだしなー”

そうです、遠いんです。

でも商品はすごく身近にあるんです。

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無印良品が¥2990円と破格の価格でウィグル自治区で作られた「新疆綿 (しんきょうめん) 」を販売した。この新疆綿 (しんきょうめん) がその強制労働のそもそもの原因である。いったいしんきょうめんってなんだ?って話でもある。

洗いざらしオーガニックコットンのかわりに新疆綿 (しんきょうめん) が入れ替わったようだ。なぜ、わざわざこの原料と生産国になったのか?素人が考えても「仕入れが恐ろしく安いから」ということしか浮かばない、真実はわからないがこれも疑惑視されている。

同じように新疆綿 (しんきょうめん) を使った商品があるユニクロでも問題になって先日、社長がインタビューを受けていたがなぜかノーコメントという返事であった。ユニクロのような大量生産する企業はだいぶ前から海外の工場の劣悪な環境が問題になっている。

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今回はたまたま、公にニュースになったので問題視されたが、人件費の安い国に工場を作ることは、もう時代に合っていないし、格差や搾取の温床である。良い環境で工場を運営したとしても、企業は価格を低く抑えるために安い賃金で物価の安い国に労働力を持つのが目的なわけで、その商品を買う裕福な国と、製造する貧乏な国と、このスタイルが本当に皆を幸せにしているのか?を、まず、問うべきだと思う。 仕事のない国で仕事を作ることを目的とするならば、賃金も環境も、先進国と同等の賃金を払うことが理論的に正しい。

本当だったら¥2990ではなく¥9800の商品かもしれない。しかし労働力と物価の安い国で作り、なぜか¥2990円で金持ちの国で販売する。意味がわからない。

本来、全ての人が幸せになるために、企業が人類、世界に貢献するのなら、物価の安い第3国において、商品を販売する先進国と同等の賃金を払い充実した環境を整備して商品を作り(仕事を作り)、そしてその商品を企業の経費と利益を乗せるなど当たり前の計算方法で先進国で売る、これが正しいのではないのだろうか?

なぜ、金を持ってる消費の多い国で安く商品を売らなければいけないのか?なぜ貧困の国で低賃金で物を作らせるのか?これはどんな理屈も言い訳も通らない。非常に間違っている。

¥2990円という低価格でオーガニックコットンやカシミヤニットや今回の新疆綿 (しんきょうめん)、そういうものを販売する企画を考えた企業、そしてそれを嬉しがって買う市民、その裏には差別問題が大きくある。

今回以外に、そもそも、価格破壊をしている企業の倫理観がおかしい。

安い労働力で大量にモノを作る発想をすることは人道的ではない。そして買う方にも責任がある。裕福な国の市民が¥2990で服を買うために、なぜ貧困の国で過酷で劣悪な労働で商品を作らせなければならなのか?

これらを知って、ユニクや無印や100均や、そういった価格破壊のプチプライスの店を見たら、あなたたちがどんなふうに感じるか、そして何も感じないのなら、人としてどこか欠落しているとしか思えない。

いつも言ってるのだが、大量生産で低価格で売る量販店に対して、吐き気がする理由はこれである。

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去年、名古屋のユニクロでジルサンダーだったか?コラボで新発売された時に我先にと群がった客。コロナで感染予防の時にディスタンスなどまったく無視し、安い大量生産の服に群がり、世界の問題や、なぜ服がこんなに安いのか?原産国がどこか?何も気にしない、そんなこと微塵も何も考えていない大勢の若い日本人の姿を見て、絶望とあきらめと、若い世代に何も期待できない未来を感じた。