忽那 賢志医師のわかりやすい解説で、デルタ株の感染力の強さがよくわかる。
今の日本ではデルタ株はイギリス由来のウィルスの入れ替わり５０％ぐらいであるらしいが、感染力の強さが一人が４〜９人に感染させる強さという。これは水疱瘡に近いものらしい。水疱瘡を知らない人は何だかわからないので、この例えはあまり良い例えじゃないと思うが、水疱瘡は空気感染であって、デルタ株は飛沫感染、であるが感染力が同じぐらいということはそれだけ強い、ということだと思う。
感染の予防は２回ワクチン接種した人もデルタ株に感染したら今までのウィルス量の１０００倍の量を保有するらしく、アメリカなどではこのワクチン接種した無症状の人がマスク外して遊びまわって感染を広げてる、という憶測があるらしい。
あまり怖がりすぎも精神的によくない。が、これからデルタ株が主流になって行くのだから今まで以上に気をつけないといけないフェーズにはいった、ということだ。
マスク、手洗い、消毒・・・これらのわかりやすい図解が忽那医師の解説ページにあった。結局は何も新しい予防法はなくて、でもこの図解の優先順位は今更ながら良い。他の情報では布マスクは予防になならず不織布２枚重ねでやっと予防できるぐらい、だと書いてある。
いろんな感染症のなかでデルタ株の位置。微妙な位置だな・・・
ちょっとまてよ？スペイン風邪やSARS 、MARSより死率は低いが感染力が早く強い？？ということだ。。。致死率が低いには少し安心するが、これもまだ途中のデータであるしもっと強くなる可能性だってある。
そう、今思い出したがスペイン風邪は致死率が高かった。ということはウィルスは人が死ぬと同時に無くなるので、スペイン風邪の方が早く収束した、ということだ。致死率が高いと収束が早い、と聞いたことがある。ということは今回のデルタ株の感染力が早く強いが致死率が低い、ということはこの感染拡大は長くなる・・・ということだろうか？
新型コロナウィルスが最初からデルタ株だと思ってこのウィルスの予防をしたら、別に驚かないのだ。今までが予行演習で、これからが本番の予防が始まる。
尾身先生の解説ではあまり危機感が伝わってこない。忽那医師の方が細かく、かつ危機感を感じられる内容である。
さぁ、個人個人の予防に全てがかかってる。政府には信頼も力強さも期待できないので金を出せばそれでいい。金も出てないようだが。。。とにかく感染したくない人は予防、予防に徹するしかない。２０２１年はあと５ヶ月あるが、イメージとして世界戦争で核戦争が起き、外の空気は放射能がまんえんしている危険な世界になっている・・・と思って毎日生活するぐらいの予防策をしてても、ちっとも不思議じゃない。
NHKの情報ニュースによれば（追記）
国立国際医療研究センターの森岡慎一郎医師らのグループは、ことし６月末までのおよそ１か月間に、新型コロナに感染して入院した２０歳以上の患者のうち、感染経路が不明とされた２２人に、発症前2週間の行動の詳しい聞き取りを行いました。
この記事を読んでつまり、やっぱり感染した人は「どこで感染したかわからない」とよく言ってるが、ほとんどがリスクの多い行動をしているのがわかる。コンビニやスーパーに行っただけで感染した・・と最近聞いたが、例えばそれは、リスクのある飲み会や外食や職場でのマスクなしの会話やライブに行ったとかを隠してるか、密集や外食が感染しないと思ってるのでその行動をリストに挙げなかったか、脳内でリスクのある行動を無かったことにしているのか、である。このNHKの記事では感染予防の知識が無い者たちが感染している。いままで何処で感染したかわからないという答えは、嘘か、または感染リスクの場所を理解していないか、という検証が出たわけである。毎日３０００〜４０００人の感染者が出ている東京では、無知で知識のない者たちがリスクの多い行動を気にすることなくやっている。だから常識ある普通の人たちがスーパーやコンビニに普通に買い物に行っただけで感染などするわけがないのだ。この検証を読んでモヤモヤしたものがスッキリした。人の行動心理として嘘付きとまでは言えないが無意識に不適切な行動を隠す心理がある。どうしても働き盛りの若い者が「どこで感染したかわからない」という答えをすること自体が理解できなかったのだ。このNHKの検証をもっと大きく報道してほしい。正しい知識で予防をして生活してたら感染しない！ということがわかったのだ。これで少しは安心した。
