他国では、経済が低迷して国民の所得が上がらず脱せないことを、
「日本のようになる」と言うそうな・・・
経済には詳しくないが、確かに、
この20年間、安いモノが当たり前になってしまった。
賃金がほとんど上がらないことも、当たり前になってしまった。
100均で生活用品を買うことが当たり前になってしまった。
プチプラの店が20年間で増えてしまった。。
海外の中級〜富裕層の暮らしを見ると、国の面積に対して人口が少ないので恐ろしく広々としたところに住んでいる。フランスなんかは日本の半分の人口だ。それに対して日本は人口が多すぎる。なんでこんなに多いのか?少子化だけど医療が進化して死ぬ人が少ないからだろう。みんな長生きで人口が減らない。東京なんかもう、寿司詰めで息苦しい。だから東京の人は休みだというと海外や地方に観光に行く。大きく息を吸うために・・・
都市部でこの狭っ苦しい環境は、物理的にもう絶対に変えることはできない。
だからもし万が一にも日本で所得が多くなったとしても、たとえタワーマンションだといっても庭のないベランダだけの狭いマンションに住んでるかぎり大きく深呼吸できる場所が増えるわけじゃないし、物質的に裕福になるだけで、高級なシステムキッチンや近代的な間取りだったとしても何百人も同じ箱の中(マンション)に押し込められてるという状態がどういうものかを、あらためて考えてみてほしい。
いつもより良い食材で食事ができるとか、旅行にバンバン行けるとか、高級なものを買えるとか、収入が上がったら物質面だけが良くなるだけだろう。それでも上がるだけ良いのだが。
この問題は、都市部だけの問題だ。たとえば地方の田舎の農家は、すごい敷地に宮大工が作ったような立派な日本建築の家に住んでる。敷地が広い、というだけで裕福さを感じる。現実に収入が少なくて土地だけで現金を持っていなくても息のできる空間を所有しているということは現金の裕福さと違う。
現金(収入)が増えたら嬉しいが、自分が欲しい豊かさは、遠くまで見渡せる自然の環境が欲しい。だったら地方に引っ越すしかない。これは個人が努力することで政治ができることじゃない。豊かさの定義は、人それぞれ違うので、現金がもっと欲しい!というのもわかるが、実際、上がるとは思えない。どうやったら所得が倍増するわけ?
少なくても2、3年で景気が良くなるとは思えない。先日、看護師の報酬アップ額がたったの数千円というケチさ。馬鹿にしたもんだ。こんなんじゃ生活レベルは上がらない。バイト料が時給200円あ上がっても、あまり嬉しくない。
今後5〜10年かけて所得倍増したって、もう死んでるって・・・20代の子だって30才超えて所得が上がっても、もう遅いって思うんじゃない?
時間がかかって、生活が楽になる頃は年取ってるので意味なし。
経済が良くなるのは消費を増やすこと、っていうけれど、今の日本の状態、意外にみんな、あきらめムードじゃない? 100均もあるし、安いスーパーもあるし、って思ってるんじゃないの?
これが「日本みたいになったら」って海外で言われてるように、みんな当たり前になって麻痺しちゃった、ってことだろな。
フェアトレードといって、アフリカなどの後進国で賃金を払ために彼らに作らせて助けようという試みがあるが、そういった商品を今の安い日本の価格じゃなくてちょっと高い(適正な価格)ものを売る店が増えているけれど、そういう適正価格で皆がものを買うようになったら良いものが市場に出てくるし、安物をたくさん買うこともなくなるだろうし、薄利多売がなくなって良いことだ。
一番目標にしたいのは日本製を多くすること。マスクに医療品、薬もワクチンも、今叫ばれているのは、
地産地消
日本で作って日本人が買って消費する。鎖国消費だね。こういうの好きです。海外のものは海外のものでステキなものがあったらそれも買って、でもプチプラの家庭雑貨などは日本製で同じ物があったら高くても日本製のものを買うように心がける。
でも、遺産地消は賃金が上がってからの話だけど。
消費を多くしたいと政府は思うのだろうが、どうせ賃金が上がらないのなら、せめて高い物を少量買うことが正しい買い物だと思うこと。そうすれば価値のある消費で人の心にプライドが生まれ、もうプチプラに飛びつくことがみっともないとわかるだろう。
ここでたびたび書いているが、多くの人に適正価格という意識が芽生えれば、安物をたくさん買うのじゃなくて少ない消費でちょと高いものを買うようになり、プチプラ産業は衰退していくだろう。そして、普段着も生活雑貨も日本製のものを買うようにすれば、国の産業が裕福になって経済が潤う。しかし、プチプラをから脱するのは相当に難しい。今日から100均やユニクロで買い物をしないことができますか?この方法はみんながやらないと成功しない。