ろくろく人生レポート

66才からの人生探求レポート

病院へ検査に行かせる宣伝

はみ出し医者の本(著「どうせ死ぬならガンがいい」)とかを読んでいると、医療、医者に対する考えが180度、変わった。昔あった小説「赤ひげ先生」的な人は小説の中だけ。医学部を出てキャリアだけで臨床で実践を学ばず大学の教授の助手になってなってゆくゆくは教授に・・・というどーしようもない医者がたくさんいる。

そのあたりは長くなるので置いといて、TVCMで「がんの検査。僕も受けます」とか言ってたり「受けない後悔よりも・・」とか「僕も受けに行きます」とか、最近やり出したのが「緑内障ご存じですか・・」などといったCMを流している。

これは医療の現場=特に大病院の客(患者)が少なくなっているのだとすぐにわかる。

テレビを観ている人に親切に「手遅れになる前に病院で検査しましょう!」と言ってると思ってる人、います?だったら大きな間違えである。そんな親切をわざわざ大金を使ってテレビCMするわけないでしょ?

これは病院へ検査に行かせる宣伝です。

でも、なんで?

医者が診察の点数で収益を増やしたり手術や薬を増やすため、つまり利益のためです。

年を取ったら、どこかしらが悪くなるのは当たりまえで、耳が聞こえにくい〜目がぼやける〜胃腸の調子が悪い〜膝が痛くて歩きにくい〜・・・

年をとったりたまたま思い当たったりして誰でも心配ごとがあるのが普通なのである。テレビで「ガンかもしれませんよ〜」とか「緑内障は〜」とかいうフレーズで怖い不安な病を連想させて、病院へお年寄りを誘導してしまうのである。

あの「過払金を払いすぎていませんか・・・」とまったく同じ戦略である。とにかく来させるのである。