東京おとこひとり

語るモノコトのいろいろ

そこまではできないとしても、できないのだったらジャケットなぞ作らないで、できる範囲で最高のものを作るべきです。

QVC ファッションブランド エスパス・デ・カルマ

デザイナーはオートクチュールのパタンナー出身、なので自分で型紙からデザインできる・・・という利点があるのに、実は生かされていない服なのです!残念。

というのは小細工が多すぎるのです。

服って、何かくっつけたり裏の布を変えたりって、それが服の価値を左右するようなもんじゃないでしょ? 逆に、そういう小細工をしない服を念頭に突き詰めた方が、素敵な服に仕上がると思う。

ポンチョの背中にタグが!・・・これ、

 いらねーよ!

ほんと、女の服って切って縫っただけ、なんだよねー。

早くみんな気づいてほしい。

女の服ってワンシーズンで終わっちゃう服ばっかり売ってるわけだから。流行関係ない仕立ての良い服かったほうが素敵に見えるし賢いよね。

パンツのポケットの裏地に違う布地・・・ボタンにもストライプ・・

  いらねー。

こういうのって自分が高校生の服にたくさんありました。あと、アキバにいるオタクが履いてるパンツにもこういう小細工デザインが多数あります。

ジャケットの裏地に凝るのは良いとおもうけど、これって着たら見えないよね?だから本体が素晴らしくないと裏地とか凝っても意味ない。HERMESなんかすごいと思うのは、表は恐ろしく地味なカシミヤやコットンでデザインも超地味。でも裏地が皮革ですよ!皮!普通は布でやるパイピングも皮革で仕立ての職人の技術を見せつけているのです。それはすごく着ている方も心の中でふふふっと笑うぐらい自慢できる仕立てなのです。だからハイブランという位置にあるのです。でも、そこまではできないとしても、できないのだったらジャケットなぞ作らないで、できる範囲で最高のものを作るべきです。

女のジャケットって街で安いのたくさん売ってるけど、売ってるジャケットでほとんどがテーラーメイドじゃない。ラペル(えり)見れば一目瞭然。

本人も言ってたけどカジュアルに作ったって。でもこの襟(ラペル)の仕末は、やっぱり良くない。大人の女が着たらカッコ悪い。

NHK E テレでやってた番組ソーイングビーでコンテストの課題に「裏コバステッチ」という指示があった。これ、非常に難しい。袋縫いでステッチを表に出さないようにして仕上げるもの。良いジャケットの襟には必ずこの裏コバステッチがあります。でも女性のジャケットってほとんどそういうてテーラー仕上げじゃないので襟が膨らんでしまってダラシない。このジャケット6999円だから、カジュアルに仕上げたかったんじゃなくて、安く作るためにそうしちゃうんだよね。つまり、大事な部分なのに手間賃が高くなるので手抜きする。

さらに、このジャケットの裾、両側に同じように皺が出ているの、わかりますよね?

つれてしまってるんですよね。ここすごく難しい。高いコートにもたまにつれてることがある。こういう細部にもっと気をつけるのがオートクチュールでしょう?

自分はこういう見た目の仕上がり、すごくカッコ悪いと思います。安く作らないといけないのだったら、こういった超一級の難しいテーラードジャケットは作らない方がいいと思います。

でも、こんな目立つ皺、なんで修正しなかったのか?オートクチュール出身者だったら見逃すはずはないんだけど・・・ほんとに疑問であります。

・・・と、ボロクソですが、非常にもったい無いと思うので書いたのです。安く作らないといけないのだとしても、こんな小細工や仕立て悪いアイテムを作らないで、もっと仕上がりの質に慎重になった方がいい。(よけーなおせわだけどね)

なぜなら、デザイナーがブランドの顔になって顔も名前も出して作ってるのだから、6999円でどれだけ仕上げもトレンドも新しい良いものが作れるか??という課題をもっと悩んだ方がいいね。