ろくろく人生レポート

食・病・死・などについて書いています

ありきたりな男女じゃなく、男・ゲイ・女に着てほしい!

人の悪口を言ってはいけません!・・・なんだけど、でも悪口じゃなくて、このブランドの方々、自我自賛がすごすぎて毎回出るたびに引きます。 ハイブランドにも劣らずにすごいと全国ネットでお口にしいるところが、おもしろくて番組をみてしまいます。

KAWAI OKADA のメンズブランドであります。KAWAI OKADA のファッションセンスもかなりのものです。彼女は布帛の正統派の服は作らず、なぜかカットソーやニットで入院服のようなダラ〜っとした服ばかり作ってらっしゃいます。

今回のブランドを紹介する彼はデザイナーではなくクリエイティブファッションディレクターと名乗っていらっしゃいます・・・(たぶんお仲間さんだと思うんだけど・・・ちがうか?)

自分が会社員だった時の名刺には「アートディレクター」と書く時と「クリエイティブディレクター」と書く時がありました。クリエイティブディレクターというのは造語です。こんな職業は存在しません。創造的なことを監督する・・・という直訳になってしまい、それは自称でしかないわけです。アートディレクターというのは存在していて、美術監督のこと。つまり故・石岡玲子氏などがそれにあたるわけです。

なので「クリエイティブファッションディレクター」と長々と連ねたこの肩書き、ちょっとダサいですね。この人すごい人じゃない?? と思わせる横文字に弱い主婦向けの言葉・・・と、意地悪に考えてしまいます。不自然でもテレビだから許されるのでしょう、これもツッコミどころのある部分です。

持論ですが、ファッションにはクリエイティブディレクター的なものは存在しない、と思っています。つまり、アーティストは存在すると思うけれど、”制作するものを監督する人”は、存在しないと思います。三宅一生とか山本耀司とかはアーティストの域ですが、彼らは個の作家であるから誰かを指示することはない。そして、ファッションはとても自由で奔放で誰かが誰かを指示するようなものでは本来ないもの、と思うので、クリエイティブファッションディレクターというファッションの監督というのは、とても違和感を感じます。まぁ、ここまでマジに意味を考えることもないんですが、マスコミというのはやっぱり軽薄で軽いな・・・と思うわけです。

自分よりお一つ年下でらっしゃいます。見た目がお若い。でも、喋りが非常にうるさいのが玉にきず。電撃トークです。ファッションとはなんぞや?と休みなく語る語る。メンズ商品なのに「カワイイ!カワイイ!」と連呼しています。これはゲイばれじゃない? 思わずカワイイ!と言ってしまうのはゲイです。ノンケは女子の商品だけにカワイイ!と説明します。が、メンズで言うことは、ほぼありえなくて、メンズの場合は「カッコいい」と言います。

喋りが激しくうるさい男でノンケなやつはほぼいないと自分は思う。だから、左の方のように所作がオネェさんっぽいわけじゃないけど、ファッションのプレゼンなんだから、グレーな感じでもいいので、番組のおしゃべりの端々にゲイっぽい2丁目っぽい話術を織り込んだらとても面白いし、普通のノンケが着れそうに無いこのファッションブランドの説得力が出ると思う。例えばBEAMS とかで売ってると想像するとこのセンスはかなり別世界。

ゲイっぽいファッションって女子は抵抗感ないし、むしろ、男男してないほうが女子には良いからゲイ話術でプレゼンしてほしい。ピカ子を見習ってほしいね。(でもゲイじゃなかったらただのおしゃべりな男ということになる、それはありえないだろう・・・)

それにしても、いつも思うのだけれどすごく 変 です。 デザインが。デザインや段取り、生地などはハイブランドを手がけている一流のスタッフが手配している・・・らしいですが・・・。

しかし、 生地がいい、縫製が凝ってるとか、それは2の次で、まずは見た目が最初ですので、例えばこの小道具でかぶった白いボアの帽子のかたはダンサーですが、センスは、演劇の、劇中のお笑いの役の衣装だったらわかりますが、かなりアイキャッチの激しいブットいボーダーに真っ白のダボついたパンツにパールのネックレス・・・普通のサラリーマンの男性が休日にこれを着て銀座でも代官山でも青山でも歩いたら、かなり「?」と言う感じでヤバいです。

ボーダーは・・・・特に男性には着て欲しくない。ボーダーはそれだけで着こなしができたような錯覚をしてしまう危険な柄。ボーダーという究極のミニマムな柄は直線は似合う似合わないという問題ではなく普段着る洋服にしてはいけない柄、つまり横ラインという柄は人が着るものじゃなく雑貨や物や建物などの無機質な物の象徴。これはテレビの操作線しかり(いまはLEDなので操作線はないが)、つまり、「人工的な無個性の極みの柄」なのである。でも、違った意味でボーダーTシャツはどのショップでもかなり安く買えるので、安物の代表であると言える。ボーダーを着ると安い店で買った安い服を着てる安っぽい男になります。

右の男性はプロのモデル。で、左は演劇のダンサー俳優らしい。立ち方が全然ちがう。これは不思議だが、この違和感。 立ち振る舞い&所作を見ても彼はたぶん「お仲間さん」でしょうか? でも、もしゲイだったとしても彼はカミングアウトなんてしてないだろうから、だったら、こういう番組では右の男性のように、男っぽく(これは今差別用語になるようだね)もっとノンケのようにシャンと立ってほしい。じゃなかったら、ピカ子 IKKOらのように堂々とゲイだと公表してからこう言う見てわかるような所作で出てほしいよ。そうじゃないので、こういう真っ白パンツに太いボーダーなんていうノンケが絶対しないファッションを売ることに違和感があって。

ゲイは恥ずかしいことじゃないのにね。(ゲイじゃないかもしれないので違ったすいません)。

全身が真っ白のコーデ・・・女性だったらいいけど、男性は一体どこに着ていくんでしょうか・・・? 家族でお食事?デズニーランド?テニス?まさかね。 全身真っ白って、へたしたら〇〇真理教に見えますよ、ご注意を。

今日はこのブランドを評価してみました。それなりに頑張ってらっしゃるので番組は観ててツッコミどころがあって、おもしろい。

男にも女にも着て欲しい!とおっしゃっていますので、それだったらありきたりな男女じゃなく、男・ゲイ・女に着てほしい!と、思い切って言ったらどうでしょうか?!みんな「やっぱりそうだったんですね。わかります。良いんじゃないですか?」と言います。でもゲイでもこの服は自分の趣味じゃないので買いませんが・・・

bearpond.hatenablog.com