アメリカ大統領トランプとウクライナの大統領ゼレンスキーのホワイトハウスでの会談を見ただろうか? いま、こ時代に生きているのなら見ないといけない。なぜなら、ここまで首脳の会談が台本なしに演出なしに見られたのは貴重で、つまりこれはトランプだから成し得たことである。
全世界に報道されたので見た人がほとんどだと思うが、トランプが嫌いな人、好きな人、副大統領バンスが嫌いな人、好きな人、ゼレンスキーが好きな人、嫌いな人・・・そういった芸能人を判断するような単純な先入観で事を考えていると、大きな間違えが起きてしまう。
もうオールドメディア(TV)の報道を見てる人、信じてる人は多くないと思うが、70歳過ぎの高齢者たちはとにかくテレビしか見ないのでニュース報道を一切疑うことはない。ロシア・プーチンは戦争犯罪者・・非道・・ゼレンスキーは善人・・トランプは何するかわからない人・・これでは韓国の反日教育の洗脳など批判できないし日本でも同じような洗脳を受けていると言える。
話は戻ってトランプは透明性を重視した会見を始めた。記者を目の前に座らせてかなり接近した状態で本音でトークをする。これはトランプが好き、嫌いということなど関係なくアメリカの政治の良き改革であるといえる。
ある大学の准教授など、最初からトランプを軽く否定した言葉で個人の意見を言ってから解説に入るという、卑怯で偏った解説をした。日本のテレビのニュース解説に出てくる、あの有名な解説者と、ほとんどかわらない左寄りの偏見の持ち主が大学、マスコミ、などの人から尊敬されなければいけない人種に多くいるから、権威に弱い人は彼らの意見に感化されやすい。
ウクライナの歴史は紀元6〜800年ごろにさかのぼり他国からの侵略、暗殺、支配、建国とをくりかえし、近年になってヨーロッパに近い西側のキリスト教の種族と中部と東のロシア正教の種族に分かれた。西側のヨーロッパに近いキリスト教の人種と東側のほぼロシア人のロシア正教の人種は仲が悪く対立している。しかしユダヤ系の人間であるレーニンが、さらにスターリンが西側と東側の宗教も言語も違う種族全ての人種を一緒にした国をウクライナとしてしまったため、独立した国となっているが内部では人種同士の対立が今でも続いている。そもそも、この国にいるのは同じ民族ではない。ロシアを毛嫌いしている東ドイツの元首相メルケルはウクライナがNATO EU に入ったらロシアと戦争になると言って反対していたが、結局ウクライナのレアアースが欲しいためヨーロッパは常にまとまりがない上に善悪という基準ではなく、大昔からヨーロッパの国々は自国の利益だけを考えて打算で動いているのだ。だからこの前のトランプとの会談後のイギリスでのゼレンズキーの対応の持ち上げ方は半端じゃないくらい良く、アメリカより先にレアアースの契約をカードにアメリカから先取りしようとする戦略が見え見えの会談であった。が、ロシアを敵に回すことになるため、延々と戦争は続く。
つまり市民は延々と貧しくひどい生活が続く。つまりゼレンスキーは市民を守れないどころか権力の保持しか考えていないと思われても仕方がない。
彼は市民を守ろうとしている人間なのか権力が好きな人間なのか? 歴史を知らないわけじゃないはずで彼の行動は何を重視しているのか?
領土を奪われたくないというのは単純に考えれば自国の防衛だと納得できるが、ウクライナの歴史を考えたら、違う言語や宗教の人種が対立するのに一つの国になってしまった悲劇がある前提で、ロシアになってしまう事を喜ぶ人がいると思うのは想像できる。ゼレンスキーが言う領土を取られることは許さない=戦争に負けてみじめになる・プライドが許さない、という理由ならばトランプが言ったように、今でも死人が出ている状態が長くこれからも続くわけである。プーチンがいきなり侵略したから負けは認めない・・・とゼレンスキーが言うことだけがマスコミに流れているが、プーチンになぜウクライナを攻撃したのかを歴史を踏まえてマスコミは正しく報道するべきじゃないだろうか?
歴史をみたらレーニン、スターリン、西側諸国を批判するべきで、今、東ウクライナエリアの住民は本当にロシアになる事に反対しているのだろうか? が、ゼレンスキーのプライドよりも問題ではないだろうか?
クリミア半島がある東側にはロシア語を喋るロシア人が多く住んでいる。この東側の市民は過去、ヨーロッパ支配の恐怖政治のためロシア系の市民多くが残虐に虐殺された歴史がある。つまり現代、プーチンは2022年に突如として侵略したわけではなくヨーロッパ諸国がウクライナにNATO EU 参加を進めている今、とくに東側の市民を守るために軍をウクライナに配置したということだった。
いったいウクライナの全市民がロシアに対して同じ考えだと言えるのだろうか?・・・言えないだろう。過去のレーニン、スターリンがまねいた事態が現代まで問題を起こしている。テレビ報道はすべてプーチン、トランプ批判であり、ゼレンスキーが正しいという報道、こんな単純な話ではない。プーチンがウクライナのゼレンスキーを「ネオナチ」と呼んだのは歴史から見てただの感情的な言葉ではない。
しかしバイデン前大統領がウクライナに支援した何千億ドルの金の約50%がウクライナの高官に渡っているらしくその第一人者がゼレンスキーだという、これは情報戦の話かもしれないが。
ウクライナの全国民がロシアを敵だと思っていない、というのは歴史から見て事実だろう。