おとこひとり

62才おとこがひとり語るモノコトのいろいろ

どれだけの人数が償わなければならないのだろう?

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画像はインド映画「バーフバリ」:運命により生まれ変わり祖国を取り戻すまでのスペクタクル。映像がかなり美しく秀逸。

アメリカ、ミネアポリスで起きた事件、白人警察官が黒人を拘束しうつ伏せにし足で首を押さえ付け殺したことによるデモが起きている。

タレントのパックン情報によれば、アメリカでは黒人への警察官の暴力で黒人が死亡する人数はガンなどの病気で死亡する数より多い、と言う恐ろしい現実があるそうだ。持ち家の数、保険の数、などなど全てにおいて白人より少なく劣ってしまっている、いや、劣らされている、ということだ。

日本にいると人種差別は縁遠いし概念がない。

なぜなら日本には人種差別は存在しないからだ。

人種差別は存在しないが「差別」は存在する。それは学校でも職場でも家庭でもどこでも差別する人間がいる限り存在する。けれど、アメリカの人種差別はそんなものとは比べられないくらい実にひどいものだと今回のミネアポリスの事件でまたまた思い出した。黒人差別に関してはアメリカを批判するには充分すぎる酷さである。

それでもアメリカの黒人たちはアメリカで生きていくしかないのだろうか? どこかに逃げようとしないのか? 逃げる場所がないのか? お金がないから脱出できないのだろうか? 子供や奥さんや親がいるからどこにも行けないから仕方がなくアメリカで暮らしているのだろうか?

自分は無知でよくわからない。 思いっきり差別されていてるのになんでアメリカにいるのだろう? 裕福な黒人は脱出しているのだろうか? そもそも裕福な黒人は存在するのだろうか?

日本は移民を受け付けないし自分も移民は難しい、と思うのは、あまりに他国と日本が違いすぎる、と言うこと。英語が通じないと言うこともあるし物価や国土の広さや暮らし方、それこそ今回のマスク文化が海外には無いとか、日本は全てが他の国と同じではない特殊な国なのだ。韓国人や中国人でさえ顔形は似てるが価値観、生活態度、マナーなどの全てが違う。

今書いているくらい自分は人種差別について無知だが、インドの思想(哲学)には、「実際に手を下さなくても心の中で思っただけで罪を作ったことになる」「そしてゆくゆくは自分にその罪が帰ってくる(カルマの法則)」といったことが老人たちだけではなく若者の間で今も信じられている。これは輪廻の思想だが、これはあながちただの説教ではない、と思うのである。

人は死んで終わり、、では無いのだ。生きていた時の罪を償わなければならないから、「死」は永遠に無い。

「真理」と言うものは国が違っても関係なく在るし起こる。だから、インドの思想をそのままアメリカに当てはめると、黒人らへの人種差別や暴力、殺人を行った人、または頭で差別を思ってるだけの人、彼ら個人個人がしたことへの代償をいつか払うことになる。代償は自分がしたことへの償いであるから、今度生まれ変わったときには”差別される側”に生まれてくる可能性が高い。となると、相当な数になって世界中にその罪を償うために生まれ変わってくる人間がいると思うと、いったい百年、数百年・・と、償う人がいなくなるまで差別がなくならないと思うと、、絶望的に気が遠くなる。

 アメリカのエンターテイメントの素晴らしさ、音楽や映画やデザインやモデルやファッションなどの晴れの部分が表に出て、つい負の部分を忘れてしまうけれど、かなり残酷な国である。