「京都殺人案内」は、1979年から2010年に藤田まこと主演で土曜ワイド劇場(テレビ朝日系)で放送されました。・・・ということですが、いま、CATV銀河テレビで放送してます。なつかしい。
藤田まこと といえばもう亡くなって久しいが、いまのテレビの刑事ドラマには無い「人情もの」が得意であった。
たぶん皆さんのおじいさんの年齢であろう藤田まこと。30代の人には接点は無いだろう。
「はぐれ刑事純情派」と言うのもあった。
「人情刑事もの」はいろんな作家が書いているが、松本清張を筆頭に共通するのが、普通の人が悪い奴らに苦しめられ、愛するものを奪われ復讐する・・・その悲しみ、宿命。
人間の感覚というのは年齢で変わるのだろうか? 進化か退化か?
「人情」というのは昭和生まれ以前の人にしかわからない感覚ではないだろうか?と思った。最後の救いが「人情」? 安心して話せる人は人情がある人。
「人情」とはその人と悲しみを共有できる、ということだろうか?