おとこひとり

語るモノコトのいろいろ

昭和の魚屋・銭湯の帰り

最近、銭湯に通っています。

往復約30分ぐらいだけれど健康のため歩くのも目的で。

今日は(昨日)予想外に混んでた。日曜日だったからなんだろう。子供づれの若いお母さんや20代の男子も来ていた。この前に行ったときは平日3時ごろだったからかジイさんばっかり2、3人だった。普通の家庭人は日曜に銭湯を楽しみに来るんだろうな、と学習した。日曜は避けよう。

風呂から上がって着替えようとロッカーに鍵を差し込んだら、鍵が全く回らない。何回も入れたり出したり、うんともすんとも。ビニールか何かが挟まったのだろうか?と不安になった。タオルで下半身を隠してすぐ先の番台に行き、おばさんに事情を話したら、なんの疑問もなくすぐに潤滑スプレーとティッシュ2、3、枚を渡された。これはきっと良くある出来事なんだろうと推察される。潤滑スプレーを軽く鍵穴に一回スプレーしたら、あっという間に鍵が回った。

すぐ後、若い子が入ってきて、着替え出した。何か鼻歌を歌って着替えている。癖なのか?小さい声で何か歌ってるのは確かだ。面白い。

この銭湯へ行く道すがらに、とあるうわさで有名な魚屋さんがある。かなり前に美味しいと聞いてはいたが、まだ健在で営業している。たぶん80才ぐらいのジイさんであろうL字の冷蔵ケースの中でかなり元気で采配を振るっている。お母さんは外で働く。

この魚屋、店構えも見た目もかなり昭和レトロな良い雰囲気なのだ。いまは魚は全て切り身で冷蔵ケースで売っているが多分昔は一匹づつの魚を売っていただろう。この魚の切り身の多さと言ったら料理する人にとってありがたい種類と量である。そして魚だけじゃなく焼いた鯖や揚げ物もおかみさんが売っている。

自分はいつもマグロの刺身を2皿買う。今日は時間が遅かったのでマグロ一皿しか残っていず、カンパチとイクラを買った。¥2200。スーパーより高いが、スーパーのは解凍マグロがほとんどであるが、魚屋のマグロは生でスーパーのように血のドリップもほぼ無く、上げ底のプラスチックのパックじゃなくて木の皮の皿で売っている。それをラップで一回包み、その後オリジナルの筆文字が書いてある和風の紙で包んで、手提げに入れてくれるのだ。

さらにいいのは、店の天井に外に向かってスピーカーが付けてあり、道側に音楽を流している。その音楽は自分が好きなジャンルなのだ!

今日はちあきなおみの「役者」がかかっていた。なんという偶然!この「役者」はカラオケでよく歌う歌。久しぶりに聞いた。この前は堀内孝雄がかかっていたし。自分の好きな歌ばっかりでなんともうれしい昭和である。ジイさんに聞いてみたらこれは有線でたまに奥さんたちが店の前で何人かで歌ってるよ、と、教えてくれた。これもまた昭和ならではの雰囲気。

東京の昭和感ってのは、まさに生活感あふれる日常。こんな普通が好きだ。

f:id:bearpond:20201221034042j:plain

f:id:bearpond:20201221034049j:plain