正義感が強い・・・と言えば聞こえは良いが、正義なんて自分だけの思い込みだ。
だから、よけいに答えが出なくてイライラする。
昔から人を観てて思っていたことだが、そんなことに関する本を今読んでいる。前に書いた「無意識さん・・・」の本の著者であるが、宗教ではなくいわゆる心理カウンセラーの著書である。
<自分の感じるずるい人>
電車の中で足を組んですずしい顔ですわっている人、
自転車で思い切り突っ込んでくる人、
ぶつかりそうに人をよけて追い越してゆく人、
道ばたに痰を吐く人、
自動販売機のカンコーヒーを人の家の塀に置き捨てる人、
曜日じゃない日にゴミをだす人、
信号が青になるのを待たずに渡る人、
混雑時の駅の階段の上下の方向を無視する人、
食事中に下品に音を立てて食う人、
うるさい子供をしからない親、
自転車3人乗りでスピード走行する親、
・・・
ずるいとか非常識とか感じる行為は、なんとも小さなどーでもいいことに思えるが、大きな非常識はむしろ事件である。小さくて何でもなさそうなことに対しての確信犯であるから頭に来るのである。
この本によると自分はAタイプのマナーを守らない人に対しズルいと感じる人、だ。
人の行動でマナーや常識の無い行動に非常に頭にきます。しかし、これって自分に何の「得」も無くむしろ自分で自分を痛めつけてるようなものです。できるならこんなことは、やめにしたい。誰が何をしてもマナー違反でもズルくても関係なくかかわり合いたくない。しかし、今は気になってしょうがない。
この本によると、対処法としておもしろい方法が書いてあった。まるでインチキのような方法だ。それはある「ホルモンの名前」を7回唱える、と言う方法だった。
人が怒ったりイライラしたりする原因は科学的にはホルモンの分泌によって起こる現象だから、そのホルモンを押さえる別のホルモンを分泌させれば、感情は抑えられるだろう、という著者の研究結果である。
プールに行ったら、人ごみでうるさい子供やマナー違反の人がたくさんいる中で、仰向けになって空をみるとただ、何もない青い空だけが広がってる。そこには周りの不愉快なものは何もない。つまり、ずるく非常識な人達の中にいても澄み切った青空をみることができる、というのだ。
花粉症の症状を例にとって説明している。
花粉症を治すには、いろんな薬があるが著者は自分に合ったあるホルモンの名前を唱えれば花粉症の症状が治る、とまで言っている。(違ったホルモン名を言うともっとひどくなるのだそう)
それと同じで、ずるい人に対しての感情は自分に合ったホルモン名を7回唱えると良い。という。 自分は <ANGPTL4の還元>と言うホルモンが合っていると言う。
<ANGPTL4(アングピーティーエル4カンゲン>と、唱えるという。
まるでアホ臭い提案だが、これでイライラが無くなって周りのずるい人非常識なヤツらが自分の視界から(意識から)いなくなればこんな幸せなことは無い。
ずるい奴らがいるのは現実でいなくなる訳じゃない。
ただ自分が感じなくなるだけである。
それでいい。気にならなくなればそれで良いのだ。