ろくろく人生レポート

66才からの人生探求レポート

ああ、いつの日か誰かがこの道を。我は行く。 蒼白き頬のままで。 さらば 昴よ・・・

ああ、いつの日か誰かがこの道を。
我は行く。
蒼白き頬のままで。
さらば 昴よ・・・

 

冬の夜空、おうし座。
おうしの背中にあたる部分にあるのがプレアデス星団。
プレアデス星団は数百もの恒星が集まってできている散開星団。
日本では「すばる」と呼ばれる。
「すばる」の語源は「まとまってひとつになる」という意味をもつ「統ばる(すばる)」からだという。漢字では中国でプレアデス星団を指す「昴宿(ぼうしゅく)」から「昴」の字が当てられたという。

 

先日、谷村新司氏が亡くなりました。
だいぶ前、どこかの記事で読んだことがあるのを思い出しました。
彼が「昴」の曲について話した記事だと思います。
あまり詳しくはおぼえていませんが、谷村氏が瞑想か、寝ている時に見た、または感じたこと、それは遠く昔の彼の前世だったと思う。

それはプレアデスを故郷とする彼の意識がプレアデスを出て地球に来ることになったこと。そして、それを想い出し、故郷のプレアデスがとても懐かしく。

それを感じたのだという。

この歌の歌詞をそういう意味で読んでみてはどうだろうか?

目を閉じて何も見えず。
哀しくて目を開ければ、
荒野に向かう道より、他に見えるものはなし。
ああ、砕け散る宿命の星たちよ、
せめて、密やかに、その身を照らせよ。

我はいく。
蒼白き頬のままで。
我はいく。
さらば 昴よ・・・

呼吸をすれば胸の中、こがらしは吠え続ける。
されど、我が胸は熱く、夢を追い続けるなり。
ああ、さんざめく名も無き星たちよ。
せめて鮮やかに、その身を終われよ。

我もいく。
心の命ずるままに。
我もいく。
さらば 昴よ・・・

ああ、いつの日か誰かがこの道を。
ああ、いつの日か誰かがこの道を。

我は行く。
蒼白き頬のままで。
さらば 昴よ・・・

詞・曲:谷村新司
昴 歌詞:©︎Mama's And Papa's Co.Ltd., Dao Co. Ltd.

 

プレアデス星団のどこかの星から去らなければならなかった訳は、たぶん惑星間の戦争だったのではないか?
戦争で逃げることになったのか、逃げるために精神を封印し違う形になり遠く宇宙を彷徨ったのか?

どちらにしてもどこかへ避難しなければならなかった。

彼らは肉体を持たない精神体であったと思う。

精神体として生きていた惑星では、物質(3次元)の世界である地球へ行き、新たに体を持った人間として生まれることで精神(魂)を生きながらせることとしたのではないか?
プレアデスへ帰れるのは3次元の地球で生を全うした後、それは何千、何万年もかかることではあるだろうが、無事に帰れることを願って地球へ来たのだろう。

しかしプレアデスの記憶は人間社会では深層意識へ仕まわれ、過去の記憶は消された、または引き出せない場所へ隠されてしまった。

今、何人かの人は星を見ることで懐かしい気持ちになる。

夜空を見て「帰りたい・・・」と思う人がいる。

それはプレアデスでの記憶。

谷村新司氏が「昴」をつくった。その歌詞を読めば、はっきりと、彼がプレアデスを思って書いたのだろうとわかる。

目を閉じて何も見えず。
哀しくて目を開ければ、
荒野に向かう道より、他に見えるものはなし。
ああ、砕け散る宿命の星たちよ、

星が無くなった。

哀しく、しかし何も無くなった。

いくつかの星が砕け散り無くなった。

我はいく。
蒼白き頬のままで。
我はいく。
さらば 昴よ・・・

蒼白く死んだも同然の身のまま、

星から逃げなければならなかった。

昴よさらば・・

ああ、さんざめく名も無き星たちよ。
せめて鮮やかに、その身を終われよ。

いくつかの星が無くなった。

せめて華々しく終わりを。

ああ、いつの日か誰かがこの道を。

でも、いつの日か誰かがこの道を帰る。

いつの日か 星へ帰れる日が来る。

 

彼は無事に帰れただだろうか・・・

谷村新司氏の地球でのご冥福をお祈りいたします。

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