東京おとこひとり

語るモノコトのいろいろ

年老いた人間嫌いの孤独の退役軍事。あぁ、これは自分のことかもしれない

ちょっと前まで、まるで興味がなかった俳優・・・でも、好きになった。

もっと注目すればよかったと、後悔している。

クリント・イーストウッド

彼の印象は、、西部劇のマカロニ・ウエスタン、夕陽のガンマン、荒野の用心棒、と、まるっきり興味のない映画。野球と同じぐらい好きじゃないテーマだ。

しかし、彼が監督、主演を始めてからの映画というもの、そのダメ人間やクズ人間の人間らしさを面白いくらいに映像化されてて、社会派というのか、自分が知ってる限り、黒人や中国人や少数民族を映画の中の脇役や重要人物に多く使っているところを見るに、彼の差別に対する主張がよくわかる。あ〜もっと早く観ておくんだった、と思った。

彼の最新作は90歳にして主演監督の「運び屋(2018)」が地上波で放送されてて、なんとも見逃してしまった。

クリント・イーストウッドの風貌は決して穏やかで知的なイケメンではないし歳をとっての役柄の共通しているのは、なぜかクズ的な人格が多い。飲んだくれ、浮気男、頑固親父、人間嫌い、そんな人間臭さのある人物が多い。

 

グラン・トリノ(2008)にはえらく感動した。 人間嫌いで頑固な退役軍人、家族から離れて中国少数民族ミャオ族が多く住むエリアに一人で住んでいる。隣のミャオ族の少年タオとイーストウッドの名車グラン・トリノを盗むことで知り合い、心が柔らかくなり年の離れた友情が芽生えるが、イーストウッドが少年をかばったことで彼の一家全員がミャオ族のギャングのリンチにあってしまう。イーストウッドは深く後悔して、ギャングらに復讐を決意するが、その方法が・・・非常に切なく、苦しく、感動するものだった・・・・

年老いた人間嫌いの孤独の退役軍人。

あぁ、これは自分のことかもしれない。