ろくろく人生レポート

66才からの人生探求レポート

新型コロナウィルスの予防は次に必ず来るであろう未知の感染症のためのプロローグ

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HIV は撲滅されていない感染症だ。でも進行を遅らせる薬が2種類ぐらい開発されているが、非常に高価である。

流行した時には「Gayやホモによる肛門性行為で移る」とウワサされ、当時はかなりひどい差別があった。その後、同性同士の性行為で移るとされていたものが異性間でも移ることがわかり、さらに感染者は麻薬を打つ時の注射針の回し打ちの原因が多数をしめていることがわかったのだ。

また都市伝説ではCIA による陰謀説が上がった。ゲイの撲滅を狙ったアメリカ政府がこの感染をゲイ同士による感染が原因と宣伝したのだ。

性趣向の違いでウィルスが発生するなど、よく考えれば科学的にはありえないこと。このウィルスは一体どこから発祥し、どこから来て、なんで現れたのか? ということに興味がある。当時は致死率100%とも言われ、終にこの世の終わりが来る・・のような雰囲気もあった。

HIV は 「後天性免疫不全症候群」という名前だ。免疫が効かなくなることで他の病気を発症してしまう恐ろしいウィルスである。

感染は性行為のような濃厚な体液交換で移る。しかし、濃厚ではない普通のキスやハグや握手などでは移らないと言われている。セックスなどの体液を入れたり傷口からをウィルスが入る。

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ロック・ハドソンは後年にゲイだと公表した。何が原因で死亡したかは公表されていない。アメリカの女優エリザベス・テイラーは映画の中でロック・ハドソンとキスシーンがあったのを、後年に非常に恐れたといわれた。当時は何も原因がわかっていなかったので知識の乏しさの不幸である。

HIV に感染したら共存するしかない。感染しても発症しなければ普通の状態で外見からHIV だとはわからないし普通の生活ができる。これは新型コロナウィルスの無症状患者と同じだ。

しかし、新型コロナウィルスは飛沫だけで移ることを考えると感染力はHIV 以上だと言える。治るからと言っても死ぬ可能性もあるし後遺症もまだわかっていない。

すべての感染症ってのは不気味なので非常に怖い。

2025年に起こるだろうと予測されているのが「抗生物質がすべて効かなくなる耐性菌の発症」である。

家畜の鶏の餌に、病気予防で抗生物質が混入されていたことで、この餌で育った鶏を食べた人間から抗生物質が効かないという症状が何例か発見されたのだ。

しかし今はこの餌は禁止されたが、どこかに必ず漏れがあるはずで、この耐性菌は「菌」なのでウィルスではないがもし、この菌に感染したら、ちょっとした切り傷をおっても傷口が治らないという結果になり、重病ではないのに死に至るということになるのだ。

鶏ではなく異常に抗生物質の入った薬を乱用して飲み過ぎたため起こる疾患とも言われている。

抗生物質20種類だったかもう少し多かったか、そのすべての抗生物質が効かなくなるという時代が必ず来る。しかし、改善策もある。たとえば、腸の病気で抗生物質が効かない患者に健康な人の便の中にある腸内の菌ををそのまま腸に入れるという処方だそうだ。

新型コロナウィルスの予防は、今回だけの予防ではなく、次に必ず来るであろう未知の感染症のためのプロローグにすぎない。

だから、この先10年、20年〜と後悔しないで楽しく人生を全うしていくために、感染に恐れて暮らしていくのではなくて、無知な他人のような今までと同じ暮らし方で生きるのではなく、新しい暮らし方の工夫する、今までと違う人との接し方をする、という生き方を、誰に教わるわけじゃなく、自分で見つけることで、賢い生き方になるのだと、思う。