もう誰も言わなくなったが、気になっていることがある。
東京都のコロナ感染者が、第5波で8月13日に5000人以上に増えて、10月以降に次第に減ってきて現在に至る。
これについて、減った原因はファクターXだと言われているが、
「減った理由」ではなく8月に「増えた理由」を問題にしたい。
4〜6月ごろはそれほど感染者は多くなかった。
つまり、第5波で爆発的に増えた理由は
東京オリンピックが原因である。
結局、政府も専門家も医者も、オリンピックは関係ない、と結論づけた。
政治圧力が動いたのは確かだ。
しかし、東京オリンピック後の8月に感染者が一気に増えた原因はオリンピックしか考えられない。
海外からの流入、国内外の人の移動、気分的な盛り上がり、全てに感染リスクがある。これが原因でなくて、何が原因なんだろうか?
一時はオリンピック開催の是非で、大変もめた。そのことを忘れたのだろうか?
しかし、もう誰も東京オリンピックが原因だというのはタブーのように言わなくなった。メダル選手もバラエティーに出て楽しんでいる、だから、いまさらそういうマイナスの話題はしないのだろう。
考えをまとめると、納得することがある(自分だけでだが)。
2021年の6月の末には東京の感染者数は100人に届いていない。そして、東京オリンピックの開催の準備が始まる7月頭からじわじわと増え出し、開催前後に感染が広がって、開催後の8月の頭に感染者のピークになるのだ!
これはど素人の自分でも、分析できる、簡単なことだ。
どう考えても、このグラフの数は東京オリンピックの影響である。
で、いまさらオリンピックの批判ということを言いたいのではなくて、本題は、もし東京オリンピックが開催されなかったら、2021年の6月からず〜〜っと感染者は落ち着いて、今のような1日に10人、20人、といった状態がもっと早く訪れただろう。
東京オリンピックのせいで感染爆発し自宅感染者が死亡したこと、ワクチン接種がまだ間に合わずに死亡するという悲惨なこと。開催しなかったらそれも防げた。その後、ワクチン接種が広まって重症化だけは防げたが、感染の予防は防げていない。ワクチン接種は感染することにはあまり関係がない。ワクチンは重症化の要望がメインであるのだから。
東京オリンピックがなかったら、6月以降、感染者数は今と同じできっと1日10〜20人前後になっていただろう。
デルタ株も6月以降に収束に向かって行っただろう。(東京オリンピックが原因でも第5波がなければ)
いまはオミクロンで不安になっているが、デルタ株がなくなりオミクロン株に置き換わって、もし感染者が2〜5000人に拡大したら、東京オリンピックが原因だといった仮説は間違えである。
でも、もし感染がそれほど拡大しなかったら・・・海外と大きく違うのは、日本人の気質で接触への予防が徹底していること、そして1番は、必ずファクターXが存在するということ。それは、日本人のDNAである、と想像できる。