ろくろく人生レポート

66才からの人生探求レポート

「今」を意識する瞬間、瞬間に人生がある。それが人生の目的。

おはようございます (=゚ω゚)ノぃょぅ

 

寒い? いや、なぜか寒くないですね?!なんでだ?

 

人は 心を平常にしたい、不安をなくしたい、と、何かを求めている。

アイドルを一生懸命に応援することで自分の目標を見つけたり、趣味に没頭して極めていくことで満足感を得たり、野球チームやサッカーチームの猛烈なファンになってインテリアも全てそのチームの色に染まった生活になっていたりと、そういうのを「推し活」って、言うんだってね。

趣味の域を超えて、人生のほとんどを推すものと一緒に生きていく、そういうことで人は救われている。その心理はいったい、何なのだろうか?

 

自分の場合、「推し活」的なものは無い。けれど人生の意味や疑問を知るためにたくさんの本や情報を探ってきた。そう、それは17才の頃からだから50年近くにもなる。そのきっかけになったのが美術大学の予備校での石膏像のデッサンである。

デッサンは形の正確さを求める以外に、目に見えないものを表現する ということを勉強をする。これはとても重要なことである。しかし、これをあまり重要だと思わない人や先生が多い。「目に見えないものの表現」とは「重さ」「質感」「温度」「空間」「距離」「そのもがもっている雰囲気」などである。これは自分の内面を深く冷静に探っていくことに等しい。自分の感情、感覚で対象を理解しないと表現などできないからだ。

 

何かを探っていくという行為で、ひとつハッキリ言えるのは、誰かに教わる、誰かの講義に出る、その道の人に聞く、ということは一切しないということ。すべて自分の頭で考えて結論を出してゆくというスタイルは昔から変わらない。

答えは人からは無い。答えは自分の中にあると確信している。

自分が求めている疑問は向こうからある時期にふいにやってくる、ということ。 学校の授業のようにわからないことを聞くなんていう安易な方法は意味がない。そう、これは人に聞いてわかった!ということではなく、探っていく過程が答えの道であって、探ることこそが目的とも言える。

 

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「人生の目的」という題名のDVDがある。久しぶりにエックハルト・トールのDVDを観ようと引っ張り出した。

今、世界はいつになく不穏な時代になった。キリストが磔になって2000年以上経ち聖書信仰者たちはいつ再来するか?いつメシアが降臨するのか?と、預言を信じこの不安な時代を見ていると思う。そんな誰もが救いを求めている感情が世界中に広がっている気がする。それは個人の不安だけではなく、集団心理のように大勢の不安が固まって広がっていくような重い感じだ。どこに平穏はあるのだろうか?

精神世界を不快だという人は多い。その理由の一つに、情報を発信する彼らは自分が特別な存在だと思っていることだ。つまり「悟った人」だと自分で思っているから人を見下す傾向がある。そして、俗世界のことを馬鹿にした気持ちがあることも事実である。これではただのインチキ宗教と同じである。

DVDの内容を少し解説すると、

 

「今」この瞬間に意識を向けること。「過去」も「未来」も幻想。これらは頭(思考)が作り出した幻想である。人はいつも頭の中で小さい人間があ〜だこ〜だといろんなことを考えていて、次の行動を起こす。いつもブツブツと考えている。これが思考である。 思考はそういうことが大好き。お金持ちになって大きな家を買いたい!と20年間頑張って買った!幸せだろうか?その20年間は人も自分も不幸だっただろう。大きな家を買ったがまだ満足せずに今度は綺麗な奥さんが欲しくなってと、つまり「エゴ」の欲求が果てることなく人を不幸にしてく。エゴも思考の一つである。

花瓶の花を見る。忙しい毎日でいつもは花など10秒ぐらいで飽きるだろう。しかし、ゆっくり花を見たときにキレイだという意識が生まれる。美しいと思たっとき思考はストップする。花は美しいと思われたくて咲いてはいない。しかしキレイだと思ったときに花と自分の意識は同じ空間にある。それは過去でも未来でもなく「今」である。

呼吸に意識をしてみる。呼吸は無意識に誰もがしているが、呼吸に意識することで「今」を感じることができる、呼吸を意識するときには思考はストップする。これは「今の瞬間」を意識するということである。

時間は概念である。過去も未来も幻想で「今」しか存在しない。存在しない未来に人生の目的を設定することは無意味である。「今」しか存在しない。

人生の目的は「今この瞬間」である。ブツブツと考えている思考と思考の隙間に、何も考えていない「静寂」な意識を探し光を当てる。「今」を意識する瞬間、瞬間に人生がある。それが人生の目的。

 

・・・ここから、何かを得ることができるだろうか?